自分の好みのデザインが見つからない!ならば作ってみよう!背もたれにかなり荷重がかかると思うので、強度を出すために試行錯誤して作りました。
クッションカバーは、ファスナーなしで簡単に手作り
座面部分のクッションの中身にはこちらを使います。チップウレタンに、ポリエステル綿を巻いたヌードクッションです。厚みがあるヌードクッションが、ローファーみたいなイメージで可愛くなりそう。

クッションカバーの生地はナチュラルな生成り。ファスナーなしでできる簡単な作り方です。細長く裁断したら両端を折り返して縫い、クッションのサイズに畳んで両端を縫う。

立体的にするためにマチを作ります。そのままだと角がとんがってしまうので、丸くカーブするように縫ってみました。

背もたれクッションのカバーも同じように作り、綿を入れたら完成。

座椅子の本体の作り方
背もたれの強度を出すための加工
安心して寄りかかることができるように、ランバーコア材をL型にカットして、本体の枠に固定する方法にしました。

本体にはこちらの角材を使います。

このように合わせて墨線を書き

ドリルでざっくりと彫ってから、地道にノミで削っていきます。

ボンドとビスでしっかり固定。

こうなりました。

ダボ継ぎで固定して圧着。

背もたれをつける
背もたれには野地板を選びました。

座面板を取り付け
座面にはランバーコア材を選びました。軽くしたい場合は薄めの合板や桐の集成材なんかを使っても良いかも。

座面の板を乗せるための桟をボンドとビスで固定。

仕上げ
ランバーコア材で作ったL型の背もたれは、切り口が露出しているので木口テープを貼りました。

全体的にやすりがけをしたあと、アマニ油で仕上げ。オイルが乾いたら座面の板を乗せて完成です。

完成!
思い切りよっかかっても大丈夫。強度バッチリ。

完成です!

まとめ
普段はソファーに座ることが多いのですが、ローテブルでご飯を食べる時や、床に座ってテーブルで何かするときによっかかりたいなぁと思う時があり、座椅子が欲しかったのです。
コンパクトでナチュラル。リビングの雰囲気に合ったデザイン。理想の座椅子ができました。座椅子の強度はなんといっても背もたれ。付け根部分にはかなりの荷重がかかるので、ビスとボンドだけでは少々不安。
L型に切り出した木材で抜群の強度を出すことができました。さらに木枠部分に埋め込む形にすることにより、よりスマートな見た目になりましたよ!
