今回作成したのは、ホームセンターで簡単に手に入るツーバイフォー材をハシゴのような形に組み立てたものに、棚板をかけただけの簡単なものですが、とても機能的でおしゃれな感じに仕上がります。
サイズや木材の種類、塗装や組み方など、参考になれば嬉しいです。
棚の材料と設計図
どの木材を使うかによって、寸法が変わってくるので、まずは使用する木材を決めます。SPFやホワイトウッドなどは、ホームセンターに種類が豊富にあります。私は設計図を作る前にホームセンターで下見をして、使う木材を決めます。
目星がついたら、サイズがわかるような表示を写真にとっておき、その日は帰宅。帰ったら木材のサイズを考慮しながら、設計図を書きます。正確に木材を購入するために、この作業が結構大事です。
ホームセンターを物色していたら、杉の破風板を見つけました。屋根に使う板らしいのですが、厚みもありナチュラルな雰囲気でしたので、棚板にこれを使おうと思います。
設計図です。完成品のサイズは横幅912mm、高さ950mm、奥行き256mmです。
破風板が3650mmで売っていましたので、それを4等分にカットした912mmを棚の横幅の寸歩にしました。棚板を乗せる棚受けは、破風板の横幅に合わせて180mmにしました。
必要な材料がわかったので、早速ホームセンターに買い出しに行きます。
DIYで安く棚を作るなら、安い木材を活用する
杉 破風板 | 3650mm | 1本 | 990円 |
ホワイトウッド2×4材 | 10F(38×89×3040) | 1本 | 720円 |
ホワイトウッド2×4材 | 8F(38×89×2430) | 1本 | 600円 |
合計 | 2,310円 |
ツーバイフォー材はホームセンターに手軽に買えること、厚みもありしっかりしていること、割と綺麗な状態で売っていて、切り口を少しヤスリがけすれば、そのまま使えることから、安く作りたいならぴったりの木材です。
今回買った破風板も安いけれど、とても良い感じでした。屋根に使う木材はDIYの材料としても人気があります。野地板なんかも屋根材の一つです。ただしバリバリ、ザラザラしているのでヤスリがけが必須。
また、乾燥させていないものを買った時は、自宅で乾燥させるという一手間も必要になるので注意しましょう。下処理が面倒な場合は、ワンバイ材などを利用してもいいですね。ワンバイエイトは幅が184mmありますので、棚板として使えると思います。
ホームセンターでは、購入した木材をカットしてくれるサービスがあります。木材カットはかなり手間がかかるので、このサービスはとても嬉しいですね。丸ノコを持っていなくても気軽にDIYを楽しめるようになりました。
設計図を元に、カットサイズを割り出します。指定の用紙にカットサイズを記入してカットしてもらいましょう。今回のカット図面はこんな感じです。必要な長さを効率よく取れるように(端材があまり出ないように)購入することもポイントです。
軽自動車の荷台にすっぽり入りました。束ねられていないのが端材(余った木材)です。
オールドウッドワックスでおしゃれな古材風に
塗装前にカットした切り口にバリを取るために、サンダーでやすりがけ。表面も軽くかけて滑らかにしました。
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塗装はお気に入りのオールドウッドワックスです。伸びがよくて初心者でも簡単に塗れるのと、1時間くらいで乾いてしまうところ。何よりも古材のようになるので、とってもおしゃれです。
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DIYで棚作成。組み方と順序
ここまでできたら、あとはビスで固定して組み立てるだけです。まず棚板を支える両端を、ハシゴ状に組み立てていきます。まずはビス止めする位置に印をつけました。
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一番上は棚板とハシゴがぴったりと合うように。
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二段目と三段目は等間隔に。一番下の段は少し広めにしました。
直角になるようにコーナークランプを使って固定。ホームセンターで900円くらいでした。
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ビスは65mmのコースレッド。それぞれ直角にビス止めをしてハシゴの形になりました。
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移動しやすいように、ハシゴの底にフェルトシートを貼りました。ホームセンターにも売っていましたが、ダイソーにもありました。テープを剥がして貼るタイプ。粘着力も十分です。
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ハシゴを立てて、一番下の棚板をビス止めすると、安定します。続いて一つ上の段、もう一つ上と下から順番に棚板を入れて、ビスで固定していきました。
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一番下
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2段目、3段目
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一番上
はい!完成です〜。
ぐらつきのない棚をDIYで作るための注意点
棚をいくつか作って行くうちに、ぐらつきのないものを作るためには何が必要かがわかってきました。それは・・・
木材を正確にカットする
直角や水平をきちんととる
木材のカットは、ノコギリや丸ノコで切ることもできますが、慣れていないと曲がってしまったり、正確に計測できていなかったりということがよくあります。
ちょっとした小物入れなどならばいいのですが、ものを置くための棚となると、数ミリの違いで歪みが出てしまったりするんですね。なので、ホームセンターできちんと正確にカットしてもらうのが最適かと思います。
直角を意識すべき作業では、直角クランプが便利でした。しっかりとおさえてくれるので、ビス止めもやりやすかったです。水平を確認するのに必要なのは水平器。iPhoneに内蔵されている「計測」の中の水平器の機能がとても便利でしたよ。
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まとめ
午前中に材料を買いにホームセンターに行き、乾きやすいワックスで塗装をして、ビス止めをして組み立て。出来上がる頃には暗くなっていましたが、1日でオープンシェルフが出来上がりました。
作りは簡単で、板の幅や高さを変えたりすれば色々な場所で使えるオープンシェルフができそうです。自分の好みやお部屋に合わせたペイントをすれば、オリジナル性も増しますね。