格安で使い勝手のいいことで人気のカフェ板。こちらを使って、階段型の収納棚を作りました。使用したのは一枚2000ミリのカフェ板を2枚と、端材のカフェ板を少し。ホームセンターでカットしてもらえば、難しい加工はほぼありませんので、初心者さんでも作成できると思います。
カフェ板シェルフの設計図
今回作るのは、階段のような感じの少し変わったデザインにします。上に少し空間ができることで圧迫感を抑えることができ、材料も節約でき、しかもおしゃれ!どうやって組むかを考えながら、木材をカットする寸法を出して行きます。

板厚は30ミリ。各スペースの内寸は200ミリとします。各パーツの寸法は以下の通りです。
720ミリ | 2枚 |
490ミリ | 1枚 |
260ミリ | 1枚 |
200ミリ | 9枚 |
カフェ板は通常1本2000ミリです。内寸が200ミリの正方形になるように設計しましたが、このサイズの場合2本では少し足りません。2本でおさめたい場合は、内寸の横幅を狭くすると良いです。
凸部のみ縦引きして切り落とす
カフェ板は片方の端は凸に、反対側は凹になっているという特性があります。繋ぎ合わせることにより、テーブルの天板や、奥行きの深い棚、フローリング材として使えるようになっています。こちらは凸部分。

このままでも大丈夫ですが、せっかくなので切り落とすことにしました。スタイロフォームなど滑りにく場所に置き、手作りの丸鋸ガイドをしっかりと押し付けることで切り落とせました。

裏側は見えなくなるので、このままでOKとしました。カンナで軽く面取りしたあとサンダーで整えました。

キシラデコールで防腐塗装
カフェ板は国産の杉材のようです。杉は外壁にも使用されるほど耐久性が高い素材ですので、屋外用としても十分使えるかと思われます。今回は屋根のあるウッドデッキに置きますので、雨には当たりませんが、念のため防腐処理をすることにしました。
使用するのはキシラデコールのウォルナット色です。よく振ってから塗りましょう。

雨に当たらないところや、屋内では無塗装でもカフェ板は可愛いですし、ワトコオイルやブライワックス、アマニ油などでもいいと思います。
組み立て方
塗装が乾いたら、組み立てていきます。まずは200ミリを2枚並べ、その上に260ミリの板を乗せてビスを打ちます。この時、凹部分は裏側になるように注意。

ひっくり返して490ミリを乗せ、ビスで止めたら1段目の完成。

ひっくり返して、200ミリの板をダボ継ぎします。ポケットホールやビスケットジョイントでも可能。難しければL字金具を使っても良いと思います。

ひっくり返して、一番端に200ミリの板を入れビスで止める。

さらにひっくり返して790ミリの板を乗せ、ビスで止めて2段目の完成です。

ひっくり返して、次は3枚の板をダボ継ぎして

ひっくり返して端に200ミリの板を入れてビスで止める。

最後に790ミリの板を乗せてビスで止めたら完成です。最後の工程はぐらつくので、端を何かちょうどいい高さのものに乗せると、ビス止めがしやすくなります。

使い方はアイディア次第!便利でおしゃれなシェルフ
完成です〜。

階段部分には植物や小物を飾り、内側には箱を入れて引き出しのようにして使うつもりです。今回はウッドデッキに置きましたが、玄関先やお庭、壁面収納として、家の中でも使えると思います。
90度にコロンと倒せば、逆向きにしても使えます。キャットタワーとかにもなりそうですね!
まとめ
カフェ板は安いのに、丈夫で腐りにくく、しかも可愛いのでDIYに積極的に使っていきたい素材。
どのように組んだら一番簡単か、考えた結果がこの方法です。ダボ継ぎをする箇所が5箇所ありましたが、そのほかは基本的に上からビスを打つだけですので、比較的簡単にできたと思います。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがと言うございます。
参考になれば嬉しいです。