暑くなる前にやってしまいたいこと。それは窓を開けっぱなしにして眠れるようにすること。それにはベランダの目隠しを作る必要がありました。お隣の窓から丸見えになってしまっている一角に目隠しを設置しましたのでご紹介します。
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材料はホームセンターで買える安い木材
材料を買い出しに行く前に、目隠しをするのにどのくらいの高さが必要かを決めます。今回はベッドに寝転んだ時に見えなければいいので、目隠しを作る場所に脚立を置き、実際に寝転んでみてちょうどいい位置を決めました。
幅は室外機の手前までとしました。今回は太めの角材で枠を作り、結束バンドで手すりに固定。その枠に縦格子を貼っていくという構想です。なので、縦格子となる板は目隠し本体の高さ。枠となる部分は、手すりの高さくらいとします。
サイズが決まったらホームセンターに行き、ちょうどいい材料を探します。
購入したのは、杉の野縁と胴縁です。野縁は30×40ミリ。胴縁は15×45ミリでした。どちらも安く、どのホームセンターにも見かける手に入りやすい材料です。なるべく端材が出ないように、計算機を片手に購入する本数を決めます。
たくさんある場合は、木材カットサービスを利用して、サイズピッタリに切ってもらうと楽ですね!
ベランダの目隠しの作り方
それでは実際に作っていきましょう!パーツは3つ。下地の枠・格子板・倒れ防止の足です。まずは下地の枠。カットした材料は軽くサンダーをかけて、キシラデコールのウォルナットを塗りました。
乾いたら、ビスで四角に組んでいきます。この時、斜めにビス打ちをするとしっかりと固定できるのでおすすめです。ビスの斜め打ちは、斜めの下穴が開けられればそんなに難しくはないです。
少しだけ垂直に穴を開けてから、斜めに方向を変えて下穴を開けるのがコツです。
ベランダには傾斜があるので注意
綺麗な正方形に組めた!と思って置いてみたら、なんだか傾いている!そうです。ベランダは水捌けを良くするために傾斜がついているのです。このまま置いてしまうと斜めになってしまいます。
まぁ、縦格子の板を貼るときに揃えればいいんですけど、せっかくなのでこのように対策しました。
水平になりました!
縦格子となる杉の胴縁は、サンダーをかけ同じように塗装をしておきます。枠の上に並べてみて、縦格子の間隔を決めます。等間隔で板を貼るには、端材などをスペーサーにして貼っていくと良いので、どの厚みのものをスペーサーとして使うのかを、ここで決めておくといいですね。
取り外し可能な固定方法
風による転倒防止策として2点考えました。一つ目は足。目隠しを下で支える足の部分は、枠を切り出した時に出た端材で作りました。L字型に組んだものに筋交を入れて作りました。筋交の部分は両端を正確に45°カットする必要があります。
45°スコヤを使って正確に墨付けした後、磁石付きの自作ノコギリガイドを使って、手ノコでカットしました。
本体、縦格子、支えの足。3点の部品ができたら、設置していきます。風による転倒防止策の二つ目は、結束バンドで手すりに固定することです。使ったのは屋外で使えて、長さも530ミリと長いものです。
これを使って、枠と手すりを固定しました。がっちりとしてびくともしません。しっかり固定できました。
格子板を貼って、足で固定する
枠を結束バンドで固定できたら、格子板を貼っていきます。ベランダの傾斜に適応させるために端材を取り付けましたので、下は斜めになっています。枠の下に合わせ、垂直を確認しながら、スペーサーを使って等間隔にビス止めしていきます。
板が貼れたら、作っておいた足を固定。まずL字に組み立てたものを固定してから・・
斜めの部品を固定するとやりやすいです。
これで上と下でしっかりと転倒防止対策ができました。上の部分は結束バンドで縛ってあるだけなので、取り外しも可能です。
全部完成して寝転んで見てみると、もう少し幅が欲しくなりました。ちょうど格子の板も2枚余っていたので、これをどうにかして固定したいと思い、このように下地を足して、格子板を2本足しました。
最後に、ビスで止めた部分に防腐剤を塗って完成です。
可愛い雑貨でおしゃれに飾る
これで目隠しの機能としては完成しましたが、せっかくなのでガーデン雑貨でおしゃれに飾りつけたいと思います。ずっと憧れていたトタン屋根風の雑貨。ポリカの波板で作ってみます。
ポリカの波板はハサミでカットできました。ツルツルした面とザラザラした面があったので、ザラザラした面にミルクペイントのミルクティーグレージュを塗装すると、綺麗に塗れました。プライマーなしでも大丈夫ですね。
乾いたら、次はミルクペイントのアンティークメディウムで錆び風の塗装をします。乾いた筆に塗料を付け、紙の上でかすれるくらいに伸ばしてから、軽いタッチでなぞるように入れていきます。サビのつきそうな箇所をイメージしながら。
目隠し本体に取り付けるための、木製ブラケットも作りました。作りは目隠しの足と同じです。L字型に組んだものに、斜めの筋交を入れたものです。こちらはビスで止めずに屋外で使える接着剤(タイトボンド3)で接着しました。
接着剤が完全に乾いてしっかりと固定できたら、強度を上げるための加工をしました。裏側にトリマーで溝を掘って・・
掘った溝に、このように板をボンドで接着。
はみ出した部分をノコギリでカットしてやすりをかけ、塗装をしたら完成です。乗せるのはペラペラの波板なので、そこまで強度は必要ないかと思いますが(笑)
ブラケットを格子板にビスとめして屋根を乗せ、上から下穴を開けてビスで固定して出来上がりです。
植物を飾りたいところですが、室外機の真ん前なのでフェイクグリーンを飾り、家にあった木製の雑貨。アイアンのブラケットをつけてソーラーライトも設置しました。
BEFOR
AFTER
ベッドに寝転んだ時に、ちょうど目隠しになる高さが140cmでした。あまり高くすると暗くなってしまいますので、ちょうど良かったと思います。夜はソーラーライトのほんのりとしたあかりがともり、とっても癒されます!
まとめ
安くて、簡単に手に入る野縁や胴縁は、よく使う材料です。屋外で使うには不安があるかもしれませんが、以前ウッドデッキの目隠しを作ったものは、しっかりと防腐剤を塗れば、腐る気配がありませんので、いけると思いました。
今回は特に評判のいいキシラデコールのウォルナット色を使いました。取り外し可能な作りになっているので、時間が経過して劣化が進んだとしても、簡単に撤去することができます。
カーテンを開け放ち、自然の風を感じながら眠りにつくのは、本当に気持ちがいいですよ!ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。参考になれば嬉しいです。