壁紙の張り替えに慣れてきたら、天井の張り替えに挑戦してみたくなるのではないでしょうか?今回は、ロフトのある高い天井の部屋を、木目の壁紙に貼り替えた時の様子を紹介していきますね。
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木目の壁紙を使うなら天井がベスト
アクセントクロスに木目の壁紙。とてもおしゃれに見えそうな反面、否定的な意見も見受けられます。その理由としては、「安っぽく見える」ということです。確かに本物の無垢板の壁に比べると、ビニールっぽさを感じてしまうかもしれません。
しかし、今の木目壁紙はとてもリアルに出来ています。偽物っぽく見えるとしたら。近くで見た時。そこでおすすめなのは天井です。天井でしたら、通常は近くで見ることはないからです。高い天井ならなおさらなんですね!
木目の壁紙に貼り替えた我が家の天井も、初めて見た人は「木を貼ったの?」と言うくらいです。
もう一つ否定的な意見としては、「圧迫感が出る」と言うことです。確かに真っ白な天井を暗っぽい色に変えると少し天井が低くなったような感覚になり、結果「圧迫感が出た」「部屋が狭く見えるようになった」と感じるかもしれませんので、その辺りは考慮をした方が良いと思います。
リアルな木目壁紙の選び方
今の壁紙はとても優秀で、木目の壁紙も本物と見間違えるようなリアルな壁紙がたくさん販売されています。とはいえ、ネット上の写真だけで選んでしまうのは少し危険です。
気になる壁紙を見つけたら。まずはサンプルを取り寄せましょう。写真では確認できない表面のざらつきや凹凸感を確認することができます。
実際に貼る予定の場所に貼り付け、遠くから離れてみてイメージします。A4なのでこんな感じになりましたが、この壁紙が天井一面に広がったらどんなふうになるか、頑張ってイメージします(笑)
濃い色を選べば圧迫感が出て、明るい色を選べば開放感が出るのは、無地の壁紙を選ぶ時と同じです。床の色や家具の色を考慮するのも大切なポイント。色調を合わせれば、しっくりとまとまった空間を作ることができます。
私は、床の色に一番近い色に合わせました。床よりも少し明るめですね。こちらはサンゲツRE-51323と言う商品です。
壁紙の購入方法
購入する壁紙が決まったら、張り替える場所の採寸しましょう。壁の場合は高さと幅を測りますが、天井の場合奥行きと幅を測ります。
貼り易さから言ったら、距離が短い方向に貼った方が断然楽なので、矢印の方向に貼ることにしました。奥行きが216cm、幅が260cmで計算します。
壁紙の幅は93cmでしたので、3枚並べて貼ることになります。(3枚目は少し狭くなります)奥行き方向の寸法は216cmですが、10センチほど余裕を持たせて226cmとしました。
つまり226×3=678cmとなるので、7メートル購入すればOKということです。また、壁紙に模様がある場合、「縦リピート」と書いてある場合があります。こちらの壁紙も125cmでリピートしているようでした。
これは貼った時に模様が合うようにするためなのですが、そもそも本物の木材を張る場合、模様合わせとかしないよね・・・という結論に達し、特に気にせず普通に貼ってしまいました。木目の壁紙の場合、リピートは気にしなくてもいいのではないかと思います。
糊付きか糊なしかという点では、両方貼ったことのある経験上、圧倒的に糊付きをおすすめします。簡単に綺麗に失敗なく貼れますし、糊やハケやジョイントテープなどを別に購入するとなると、結局また別にコストがかかりますので。
壁紙が届くまでの準備・足場の確認
壁紙を購入したら、届くまでの間に下準備を進めておきます。まずは照明器具を外します。この部屋は寝室なので、主照明を外してしまっても大丈夫。ベッドサイドの小さな照明で過ごすことにしました。
照明を外したら古い壁紙を剥がし、段差が付いてしまったところがあれば、パテを入れて乾燥させたあと、やすりをかけて平らにしておきます。
下準備を行う作業で、足場をどうするか、どうやったら手が届くか、どうやったら貼りやすいかをを考えてシミュレーションしておきました。
高い天井に壁紙を貼る時は、単管パイプなどで室内足場を作るのが安全で確実です。ですが、貼り終わった後にどうするんだってことになって、家にあるものでどうにかならないかと考えた結果がこれ。
処分しようと思っていたタンスです。乗っかる想定で作られていないので(当たり前)がっちり体型の人が乗ると危険かも。自己責任でお願いします。
大きな脚立と、このタンス。ロフトに上がるためのハシゴでなんとかできそうと判断しました。壁紙剥がしと下処理は終わり、あとは壁紙の到着を待つばかりです。
高い天井の壁紙を1人で貼るのは難しい?
天井の壁紙を1人で貼ることができるのか?結論から言うと、安全に歩いて進めるしっかりとした足場があれば可能だと思います。
重要なポイントは貼り始め。貼り始めの位置をまっすぐに決めて、1メートルくらいしっかりと粘着させます。あとはそのまままっすぐ進むだけです。
端が曲がっていないかを確認しながら進むことができれば、むしろ1人でやった方がやりやすいかもしれません。
ただ、今回はせいぜい2歩くらい歩けるくらいの足場なので、壁紙の端を押さえてもらいながら行いました。貼り始めはロフトの上から。この時下で脚立に乗り、壁紙をしっかりと持っていてもらいました。
そうしたら選手交代をして私が下にまわり、タンスに乗っかり最後まで貼り付けました。あとは綺麗にエアーを抜きます。
エアーが抜けたら、ぐるっと一周余った壁紙をカットしますが、一気にやるには手が届かないので、タンスの上から届く範囲までカットしたら、ロフトに移動して残りを仕上げました。
ジョイントカットも同じように。ロフトの上から届くところまでまずカットして、下から残りを仕上げました。
上を向いて、地ベラを這わせながらカッターを動かすのは、なかなか大変な作業ですが、失敗することなく貼れました。きっと壁紙が優秀なんだと思います。
最後にぐるっと1周コーキングを入れたら完成です。とってもリアルで本物の木のようです。心配していた圧迫感も感じません。部屋全体にまとまり感と高級感が出ました。
天井に木目の壁紙、予想通りの素敵さです。
まとめ
リアルな木目壁紙が、高い天井に貼ることによりさらにリアルに感じる仕上がりになりました。足場をどうするかをクリアするのが悩ましいところですが、高い天井に木目の壁紙は超おすすめです!
心配だったジョイントカットも、2回に分けて行うことで問題なく仕上げることができました。高い天井でしたら、少しくらい失敗してもそんなに目立たないんじゃないかと思います。
ハードルが高かった、高い天井の壁紙の張り替えも、工夫次第でやればできるということ。diyの楽しさを改めて感じる作業でした。どうやったらできるのか・・頭を悩ませながら考えるのもまた楽しいですね。
参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。