古いベッドのすのこや金具を再利用して、シンプルでナチュラルなベッドを作りました。大物家具であるベッドですが、作り方は割と簡単でした。ホームセンターで購入した安い木材を、丁寧に塗装して作りました。
youtube動画はこちら
すのこや金具を再利用してリメイク
今回リメイクしたのはこのベッドです。知り合いからいただいたもので、うちに来てから15年ほど経っていて、ベッドヘッドだけ以前作り直しています。
使用するには問題はありませんが、寝具をどかすと、ところどころガムテープが貼ってあったりします(笑)
すのこは今も健在。全く傷んでいないので、これはこのまま使います。
4隅の金具もまだまだ使えそうなので外して使います。それとすのこを支えるための木材も使えそうなので、解体する時に取り外したいと思います。
ベッドヘッド、金具、すのこ、すのこを支える木材を古いベッドから取り外し、再利用して新しいベッドにしていきます。
ベッドDIYのために用意した木材
そうすると、用意するのは枠の部分と足の部分だけになります。枠に使ったのは杉の2×4。足に使用したのは60角の赤松です。赤松の角材は1,700円。枠に使用した杉の2×4は2,300円くらい。合計で4,000円ほどで済みました。
枠は再利用するすのこに合わせ、内寸を測って合わせました。足の長さ(ベッドの高さ)は前のものと同じ350ミリにしました。
赤松の角材はカンナをかけて角を取り、サンダーをかけて整えました。
木材の種類が違うので色合わせで対応
今回選んだのは赤松と杉。どちらも安価で売っていたのですが、色味が違いました。見えないところならいいのですが、このままではカッコ悪いので塗装で色を合わせたいと思いました。
赤松は白っぽく、杉は赤っぽいので、色の濃い方に合わせてみます。
1回目。ワトコオイルミディアムウォルナット。
乾燥させたあと、ミディアムウオルナットに、赤の強いワトコオイルのマボガニーを少し混ぜて、赤松の方だけに塗ってみるといい感じになりました。ウェット研磨をしてツヤ感を出しました。
古いベッドを解体して必要な部品を取り出す
古いベッドの解体は割と簡単です。すのこを持ち上げてどかし、すのこを支えている木材を枠から外します。こちらは3本に分かれていて、それぞれ3本のビスで固定されていました。
ビスはネジの頭が潰れかけていたので処分しますが、この木材は再利用するためとっておきます。四隅のネジを少し緩めて横の板を持ち上げてバラしたら、金具を取り外します。
オニメナットも忘れずに取り外します。
これでベッドの解体と、必要な部品の取り出しが完了しました。続いて新しい木材を使いながら組み立てていきます。
ベッドフレームの組み立て
完成イメージはこちら。まずは上下(短い辺の方)を組み立てます。
2×4に足をしっかりと固定します。最初にダボ継ぎをして。
斜めに3箇所ビスを打ち、がっちり固定できました。穴はベッドの内側になり、寝具で隠れて見えなくなる場所なので、やすりで整えるだけでOKにします。
反対側も同じように足をつけて出来上がり。これを2組作ります。
金具を取り付けます。
次は左右(長い辺の方)。古いベッドから取り出した、すのこを支える木材を同じように取り付けます。
横の板とはこのように連結します。こうやって位置合わせをしてオニメナットを埋める位置に印をつけたら
ドリルで穴を開けて、六角レンチでオニメナットを締め込みます。
オニメナットにボルトをゆるく差し込んだ状態で、横の板につけた金具と連結して、ボルトをしっかりと締めます。
反対側も同様に組み立てて、すのこを乗せたら完成です。
マットレスを厚みのあるものに変えたので、以前のものより高くなりました。低くしたい場合は、横板は幅が広いものにして、すのこの位置が下になるようにするといいですね。
ベッドヘッドと、フレームは固定していません。(ベッドヘッドを壁につけて、フレームを押し付けているだけ)マットレスが重いのでフレームが動くことはなさそうなので、大丈夫かと思います。
diyベッドの強度
乗ってみると、すのこがしっかり作られていることがわかります。すのこを支える板も左右それぞれ3本ずつに分かれていて、負荷が分散されているところも良いと思いました。
シングルベッドならば、このくらいで十分だと思いますが、セミダブルやダブルとかになると、中央にも足を設置するなどの補強をした方が良いかと思います。
まとめ
今回は古いベッドを解体して、再利用できそうな部品を使ってリメイクしたので、とても簡単に作ることができました。金具は「ベッド金物」などという名称で販売もされていますので、リメイクではなくても割と簡単に作れると思います。
安い木材でも、塗装をする前にしっかりとやすりでスベスベにしてから、色合わせをしつつウェット研磨で艶を出せば、素敵な家具になると思います。
寝室に行くのが楽しみになるベッドを、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございます。参考になれば嬉しいです。