着物ハンガーからヒントをもらい、竹を使った乾きやすい大きめハンガーを作りました。脇の下を広げて干せるので風通しがよく、乾きやすくてとても便利です。
大きめハンガーの作り方
浴衣を洗って干すために、着物用のハンガーを使いました。その時に思いついたのがこのハンガーです。着物用のハンガーで洋服を干したら乾きやすそう・・・。
着物ハンガーのように直線的なものなら簡単だ思いますが、緩やかなカーブを作れたらいいなと思って、竹を曲げて作ってみることにしました。
まずはバーナーで炙ってみます。
思ったよりも曲がらないので、今度はアイロンで熱を加えてみました。しなりが出てきたような気がする!と、調子に乗っていたら折ってしまいました。熱の加え方が足りないのか、よくわかりませんが1本目は失敗です。
今度は一晩浴槽に浸けておいたものにアイロンで熱を加えて、このようにクランプで固定してみました。
最初のものよりは曲がりましたが、これ以上力を加えるとまた折れてしまいそうなので、この太さの竹はこれが限界かと思いました。
次はこの細い竹で挑戦しました。浴槽に入れて一晩水を吸わせたものをバーナーで炙ると・・・なんと!面白いよいうにぐにゃりと曲がりました!
次は引っ掛ける部分を作ります。ハンガーの引っ掛け金具は販売もされていますが、ハンガーを買うより高くつきます。
なので亜鉛メッキ針金の2.6mmを使って作ることにしました。曲げた竹の真ん中にドリルで穴を開けて針金を通して適当な長さにカットします。普通のペンチで切れましたよ。
外れ止めのために、ペンチで曲げて固定。竹を短く切ったものを通しておきます。
反対側の引っ掛け部分を、丸く曲げます。スパイスのボトルがちょうどいい大きささだったので、それを使いました。
先端部分は危ないので、ここにも短く切った竹を通します。これだけだとブカブカだったので、爪楊枝を押し込んで固定したら完成です。
竹を曲げるベストな方法
竹は熱を加えると柔らかくなる性質があります。熱を加えるやり方として
- 火で炙る
- アイロンを当てる
- 熱湯をかける
また水に浸すというのは、有効だったと思います。アイロンで熱を加えるのと、バーナーで炙るのとでは、バーナーで炙る方が曲がりやすかったという印象です。
大きめハンガーはこんなに便利
- 脇の下が乾きやすい
- 場所を取らず干せる
- 首が大きく開いた服も落ちない
- 好きな大きさにできる
- ナチュラルでおしゃれ
- 安くできる
洗濯竿に干すような感覚ですが、干す前に竿を雑巾で拭く手間もありませんし、洗濯竿よりも場所を取らず、たくさんの洗濯物を干すことができます。
また、首元が大きく開いた衣類など、普通のハンガーでは干しにくいものも、落ちることなく干すことができます。
着物ハンガーのような伸縮機能はつけなかったので、半袖を伸ばして干せる程度の大きさにしました。(竹の長さ90cmくらい)しまうのに場所をとられてしまうので、あまり大きすぎると扱いにくくなってしまいそうですね。
そして、見た目もナチュラルでおしゃれに見えるのも魅力。かごにポンと入れておくだけで、素敵なインテリアにもなりそうです。
また、竹はホームセンターに安価で売っています。太さにもよりますが2メートルで100円くらい。引っ掛ける部分は、手作りハンガー用として販売されていますが、針金を加工して作ればハンガー1個、50円ほどでできます。
まとめ
乾きやすくて見た目もおしゃれな、竹を使ったハンガーの作り方をご紹介しました。太い竹はしなりが強くて丈夫ですが、ぐにゃりと曲げることは難しかったです。無理に力を加えると折れてしまいますので、注意が必要です。
竹は丈夫な上に安く手に入るので、DIYの素材として取り入れてみるのも楽しそうですね。たかがハンガー、されどハンガー。家事は毎日やるものだから、少しでも楽しくなるようなものを使って気持ちよく過ごせるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
参考になれば嬉しいです。