暗い納戸を明るくするために、室内窓を作りました。壁に切り込みを入れるのは勇気が必要ですが、小さな窓ならdiyでも簡単に取り付けることができます。失敗したポイントも合わせてご紹介します。
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DIY室内窓の作り方
壁の内側を調査する
まず、窓をつけたい場所の壁の中がどうなっているか調査します。石膏ボードを支えるために柱が入っているので、下地センサーなどを使って調査しました。柱がありそうな場所にマスキングテープを貼っていきました。
石膏ボードを支える柱は間柱といって、30センチくらいの間隔で入っているそうです。調べてみると私の家もそのくらいの間隔で間柱が入っている感じです。筋交は入っていなさそうです。
手前側の壁に穴を開ける
センサーで大体のことはわかりましたが、いきなり大きな穴を開けるのは怖いので、小さな穴を開け、確認しながら穴を大きくしていきました。
最初に4すみにドリルで穴を開け、カッターで切りました。
電気の配線の有無なども気にしながら慎重に開けていきます。ある程度の大きさの穴を開けると、壁の中を目視することができます。ここまできて初めて、どんな大きさの窓が取り付けられるかがわかるわけです。
間柱は壁を固定するためのものなので、切っても問題はないそうですが、今回は間柱には手をつけずに済む大きさの30cm角の小窓にすることにしました。
左右にある間柱に沿って切り、最終的に30センチの正方形の穴を開けました。
手前側の壁はこれで抜けました。向こう側の壁を抜いて貫通させなくてはいけないのですが、その前に窓枠を作ることにしました。向こう側の壁を正確に抜くためです。
窓枠を作る
窓枠に使ったのは1×6材です。45度の傾斜をつけて丸鋸でカットしました。普通に切るよりも抵抗がかかりますので、より慎重に行いました。クランプで材料をしっかり固定することと、万が一キックバックを起こしても事故にならないように、歯の後ろには立たないということを徹底します。
材料がカットできたら実際にはめて、内側に線を書きました
向こう側の壁に穴を開ける
線がかけたら窓枠を外して実際に切るための線を書きます。左右は間柱に沿って切り、上下は内側の線から板の厚み分を考慮して線を引きました。1×6なので板厚は19ミリ。少し余裕を持たせるために20ミリ外側に線を書きました。
今さらですが石膏ボードが切りやすそうな、こちらを購入。
所々にドリルで穴をあけ線に従って切り落とします。
補強する
石膏ボードの切り口は思ったよりも脆くて、あまり触りすぎると崩れてしまいます。私は窓枠を何度も出し入れしたせいで、切り口がボロボロになってしまいました。
石膏ボードを補強する意味と、窓枠を固定するためのビスの下地を作るという意味で、補強の板を入れました。左右の間柱に斜め打ちをして固定しました。
窓枠をはめる
補強ができたら、窓枠の板をはめていきます。板を45度にカットすると、この時にとてもやりやすくなります。
はまったら、何ヶ所かをビスで固定しました。
周りをコーキングする
周りの隙間を埋めるようにコーキングを入れます。石膏ボードの切り方の雑さが目立ちますね。ノコギリ状のものだと、どうしてもギザギザになってしまいます。マルチツールやジグゾーを使うと、もっと綺麗にできるかもしれません。
壁紙なども少し破れてしまったので、その補修も同時にして、なんとかなりました。この部屋はこの後漆喰を塗るつもりなので、今回はこれで良しとします。
ガラスや中空ポリカなどをはめる
このままでも彩光はできますが、せっかくなのもう少し窓っぽくします。ガラスを入れても素敵ですが、中空ポリカは安くて加工も自分で簡単にできるので、今回は中空ポリカを入れることにしました。
9ミリ角の工作材をぐるっと一周固定して・・・
中空ポリカをはめて、さらに工作材で挟み固定しました。これで完成です!
まとめ
30センチ角の小さな小窓ではありますが、向こう側にある窓からの光が入り、暗い納戸が少し明るくなりました。材料は1×6を6フィートと工作材、家にあった中空ポリカの端材だけですので、かかった費用は1,000円ちょっとです。
石膏ボードを綺麗に切るのが思ったよりも難しく、ギザギザしたノコギリで切ると、切り口もギザギザになってしまうし、掃除も大変でした。次にやることがあれば、マルチツールやジグゾーなどを使いたいと思います。
壁に穴を開けるのは勇気が必要ですが、一度やってしまうと割と簡単です。壁の中の空間を利用したニッチ作りに挑戦するのも楽しそうですね。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか
最後までお読みいただきありがとうございます。
参考になれば嬉しいです。