我が家の給湯器は製造から22年経過していて、時々追い焚きができないなどの不調が見られました。一度電源が入らなくなったことがあり寿命も近い予感。
真冬は給湯器の不調が出やすいため、修理に出す人や買い替えする人も多いらしく、シーズンオフと思われる6月に交換することを決意しました。業者選びのポイントや費用の比較などの経験談を紹介します。
給湯器が壊れる前兆?壊れるまで使うことのリスク
給湯器の寿命は、一般的に10年くらいと言われているようです。その理由はこちらの記事にも書いています。
給湯器の電源が入らない!修理?買い替え?
私の家の場合、追い焚きができなくなることがある。お湯張りボタンを押しても反応しない。などのトラブルが度々ありました。再起動しようとして電源を切ったら、そのまま電源が入らなくなったこともあります。
また、リモコンで給湯温度を変えようとすると、エラーの表示が出るなどの症状もありました。どれもリモコンで操作をしようとした時に起こるので、もしかしたらリモコンの故障なのかもしれません。リモコンだけ交換することもできるようですが、工事代金を含めると3万円ほどかかるようです。
使えるのだけれど時々不調が出る場合、経年劣化で寿命が近い状態なのだと思うのですが、壊れるまで使うことのリスクは、いつ壊れるかが予測できないということです。
そして、壊れて使えなくなったとしても、すぐに交換できない可能性もあります。実際私も注文から設置まで3週間くらい待ちましたので、その間お湯なしで生活できれば良いですが・・・。
3週間、お風呂は銭湯で、洗い物は水でするかヤカンで沸かしてするか・・・。まぁ1人ならそれも楽しめそうですが、遅い時間に帰ってくる家族がいたら、家でお風呂に入れないのは可哀想かなと思ってしまいますね。
お湯が出なくなるくらいならまだいいのですが、ガスを使う器具なのでやっぱり怖いです。ガス臭い、水が漏れている、煙が出る。などの場合は大変危険です。そうなる前に交換するというのが安心なんでしょうね。
給湯器交換には安い時期があるのか
うちの給湯器の不具合の様子を見ていると、不具合が出るのは冬が多かったです。それも冬の夜、冷え込みが強くなった時によく不調になりました。それはどこの家庭も同じなようで、冬になると給湯器を交換する人が増えるようです。
需要と供給のバランスが崩れ、冬に価格が高騰する?というよりは、夏は交換をする人が減るため、業者さんがキャンペーンをして安くなるのでは?と考えました。1月に不具合が出たけれど、凍結防止対策をして、6月まで待ってみたのはそのためです。
ところが、1月に出した見積もりと6月に出した見積もりを比べてみると、ほとんど変わらない!物価が上がっているせいなのか、むしろ高くなっている業者もありました。
給湯器交換は夏になると安くなる。と、どこかで聞いたような気がしますが、残念ながらそれを実感することはできませんでした。この件は引き続き調べてみたいと思います。何かわかったらまた書きますね!
給湯器交換の業者選び。見積もりを比較するときのポイント
給湯器に不具合が出た場合、まずメーカーに電話をすると思うのですが、そこで交換という話になると、メーカーから業者を紹介しましょうか?と言われます。
もちろんその業者さんは信頼できる業者さんなのだと思うのですが、ここで大事なことは、必ず見積もりを取るということです。それも1社ではなく、複数の業者さんから見積もりを取って比較することが大切です。
同じものでも、業者のよって価格が全く違うからです。価格はどうでも良くて、面倒なことはせず、とにかく手っ取り早く交換してもらいたいということであれば別ですが、少しでも安くしたいと思うなら、必ず複数に見積もりを取りましょう。
見積もりはどこの業者も、ホームページから簡単にできました。戸建てか集合住宅か、都市ガスかプロパンか、リモコンの設置場所はどこかなど、いくつかの質問に答えて送信するだけです。使っている給湯器の写真を添付する場合もありますが、それもとても簡単です。
見積もりフォームを送信すると、メールで見積もり結果が送られてきます。見積もり比較のポイントは全体の見積もり合計金額だけではありません。そこに何が含まれるのか、またその内容はどういったものなのか比較しましょう。
比較するポイントはこんな感じです。
- 給湯器の号数、エコジョーズか普通のか
- 工事代金や撤去費用
- 保証の内容
給湯器の号数、エコジョーズか普通のか
現在使っている給湯器の型番から、業者さんがそれに近い給湯器を提示してくれます。号数は給湯器のお湯を作り出す能力のことで、号数が大きいと同時にお湯をたくさんつくれるということです。
今使っている給湯器の号数を調べて、例えばお風呂を沸かしている時に、キッチンのお湯が出にくくなるのがストレスなど、不満があって改善したいと思うならば、号数を上げてみるのも方法です。うちでは20号を使っていましたが、特に不満はないのでそのまま20号のものにすることにしました。
エコジョーズは排気熱を活用した省エネタイプの給湯器で、ガスの使用量を節約できると言われています。反対にデメリットもあって、普通の給湯器よりも割高なこと、配管工事が必要になることに加え、10年に1回、必ず替えなければいけない部品があるようです。
また、思ったよりもコストが下がらないといった口コミもあります。こればっかりは実際に使ったことがないのでなんとも言えませんが・・・。
最近はフルオートなんていうものもあるんですね。オートはお湯張りをしてくれて、冷めたら自動で追い焚きしてくれます。フルオートはさらに水位まで見ててくれるんですね。配管の自動洗浄もしてくれるそうですが・・・いや〜。うちはオートで十分です。
工事代金や撤去費用
給湯器の広告やホームページを見ていると、給湯器の本体の価格で表示されている場合があります。すごく安いと感じても、そこには工事費や撤去費用が含まれていないかもしれません。工事代金や撤去費用を含めた金額で、各社を比較してみるようにしましょう。リモコンも同じです。
私が見積もりを出したのは全てweb見積もりで、現地調査はありませんでした。工事代金は、あくまでも標準工事であった場合の工事費ですので、現地調査がない場合追加料金がかかるのではないかと思うかもしれません。
写真を添付して見積もりを出せるところもあるので、そういう場合には写真も添付しておくといいです。また、工事当日「駐車場の確保をお願いします。」と記載されていて、駐車場代金がかかった場合、現金で支払いをお願いしている業者もありました。
保証の内容
各社を比較してみて、大きな違いが出たのが保証の内容です。どこまで保証が付いているかで金額の違いが出ているようです。長期保証を売りにしているところや、追加料金を払って保証内容をグレードアップするかを選択できるところなど、色々ありました。
保証は、本体保証や工事保証などがあり、業者によっても内容が違うようです。ちょっとお高いなと思う業者は長期保証が料金に含まれていたりするので、見積もり内容はしっかりと把握しましょう。
各社の特徴と見積もり比較
見積もりを出したのは5社。(2023年の6月)24号オートタイプ同じ機種で比較しています。リモコンはキッチンとお風呂場の2箇所分がセットになっているものです。
代金に含まれるもの | 保証内容 | 合計 | |
正直屋 | 本体、取り付け費、リモコン、処分費、消費税 | 製品保証2年、工事保証10年、プラス15,000円で製品保証を10年に延長可能 | 143,000円 |
キンライサー | 本体、取り付け費、リモコン、処分費、消費税 交通費や駐車場代は見積もりに加味しない | 製品保証10年、工事保証10年、 | 165,000円 |
湯ドクター | 本体、取り付け費、リモコン、処分費、消費税 | 製品保証7年(追加費用で10年保証設定も可能。追加料金は要問い合わせ)工事保証10年 | 188,833円 |
U-form.net | 本体、取り付け費、リモコン、処分費、消費税 | 製品保証2年、工事保証10年 | 139,800円 |
生活堂 | 本体、取り付け費、リモコン、処分費、消費税 | 製品保証3年 プラス17,900円(クーポン利用)で10年保証設定が可能 工事保証10年 | 106,800円 |
代金に含まれるものは、全て本体の価格と、取り付け費、撤去廃棄費、リモコン(2台)消費税です。工事保証は全ての業者が10年で、商品保証の期間設定に違いがありました。
選んだのは生活堂。設置完了してみての感想
生活堂さんの口コミをみると、よかったと言うものと、ダメだったと言うもの。賛否両論がありました。設置を完了してみると、どの口コミも納得という感じです。
生活堂を選んだ理由
見積もりを比較した結果、私が選んだのは生活堂です。選んだ理由としてはまず価格。どこよりも安いその価格です。保証については人それぞれの考え方があると思いますが、私は製品保証について重要視しないことにしました。
もう一つの選んだ理由は、レンジフードの取り替え工事など、他の住宅設備の交換やリフォームを請け負っていたことです。何かあった時にまたお願いできたらいいな。といました。
決済方法やメールでのやり取りが、やや不安
見積もり依頼をすると、見積もり書が添付されたメールが届きます、メールには見積書のほかに、マイページへのURLが記載されていて、そこから注文ができます。マイページに行くと、割引クーポンの取得もできるようになっていました。
商品を買い物かごに入れ、取得したクーポンが適用されているかを確認して注文を確定すると、注文お礼メールが届きます。その後に決済手続きのメールが届きます。
決済方法が価格.com決済か銀行振り込みしかなく、価格.comを選んだのですが、慣れていないせいなのか、これが非常に面倒くさかった・・。まず価格.comに会員登録をして、その後クレジットカードを登録して支払うという工程。
クレジットカードを登録しようとしたら、なぜだか登録できず。利用限度額を超えているわけでもない普通のカードなんですが、この場合カード会社に連絡をしないとなぜなのかもわからないので、面倒くさくなって銀行振り込みに変更しました。
価格.com支払いから銀行振り込みに変更してもらうため、生活堂にメールをして振り込み口座を教えてもらいました。入金すると「入金ありがとうございます」のメールが届きますが、工事日程については調整中のため、しばらくお待ちくださいとの内容でした。
工事日程の調整メールが届くまで、約1週間。この間、音沙汰がないので少し不安になり、電話をしてしまいました。注文から取り付けまで大体3週間くらいかかっているということでした。ここでやっと人と話すことができて安心できました。
メールも自動返信が多いので、やや不安になりますね。工事の日程調整も、メールに書いてあるURLに行くと、第一希望から第三希望まで入力して、送信するだけです。その後工事日が決定しましたと連絡がくるという流れでした。
工事は大満足
工事日の二日前に、給湯器が運送会社によって配送されてきました。工事当日までこちらで保管するそうです。「箱は開封しないでください」と書いてあります。このまま工事の方に渡すのですね。左の小さな箱がリモコンのセット。右が給湯器本体です。
工事の前日に、予定時間の目安の連絡が来ます。自宅の駐車場を開けておきました。リモコンと本体の取り替えで、工事は1時間半ほど。
befor
after
追加工事などは一切なく、見積もり通りの金額で作業は終了。配送されてきた段ボールなどの梱包材も、全て持ち帰ってくれて、新しいピカピカの給湯器が取り付けられました。
生活堂のホームページでは、追加工事が必要になるケースを説明したページもありました。工事内容によって追加工事が必要となる場合があるようです。
配管や金具など、必要な場合に追加の工事が行われるらしいのですが、うちの場合同じメーカーの同じような機種を同じ場所に取り付けたので、追加工事を行わなくて済んだのかも?と思います。追加工事の料金について不安がある場合は、事前に現地調査をやってくれる業者を選んだ方がいいかも?と思いました。
まとめ
冬場に調子が悪くなったガス給湯器。夏になると需要が落ちるため、安くなる?ということをチラッと聞いたので、6月まで待ってみましたが、安くなるどころか高くなってる?という状況。物価上昇も不安だったため交換することを決めました。
今回5社に見積もりを出してもらいましたが、商品の保証がどのくらいついているかによって値段が変わるようです。全体の値段を比較すると、安いところと高いところでは8万円も差がありました。
生活堂では、決済やメールのやり取りで多少不安な点がありましたが、工事も丁寧で、とても安くできたと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
参考になれば嬉しいです。