キャスター付きのおしゃれなワゴン「バーカート」をDIY

ワインボトルやグラス、ピッチャーなどを並べて飾ったりして楽しむワゴンのことをバーカートと呼び、しばしばインテリアに取り入れられています。

インテリア雑誌で、このバーカートを見た時に一目惚れして検索してみると、素敵な雑貨を飾ってお部屋のアクセントにされている写真を見つけました。これはいい!ということで早速作ってみましたよ!
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バーカートはおしゃれなキャスター付きワゴン

キャスター付きワゴンと聞くと、思い浮かぶのは実用性の高いものというイメージ。バーカートという言葉は、私も今回初めて知ったのですが、どちらかというと実用性よりもデザインを重視したものという印象です

キャスター付きワゴンは、ものを収納するもの、または運ぶもの。バーカートはものを飾るもの。といった感じでしょうか。実際に「キャスター付きワゴン」と「バーカート」二つの言葉で検索すると違いがわかるかと思います。

せっかくDIYで自作するのならば、おしゃれに飾れて、実用的にも使えるものを目指します。それでは実際の作り方を説明しますね。

キャスター付きワゴンを自作するための材料

まずは材料です。出来上がり寸法は、W640、D450、 H640。既製品を参考にサイズを決めました。カートの骨組みにはSPFのワンバイツー材。天板にはシナ合板を使いました。ねじこみキャスターをオニメナットを使って取り付けました。

おしゃれ度をアップさせるために使ったのは真鍮のパイプです。かかった金額は7,000円弱。塗料やビスは家にあったものを使いましたので、金額には入っていません。

ワンバイツー 8フィート 3本 @448 1,344円
シナ合板 600×450×9 @1,480 2,960円
オニメナット M6用 4個入り 1袋 199円
キャスター M6  ストッパー付き2個 @249 498円
キャスター M6  ストッパーなし2個 @229 458円
真鍮パイプ 6×995 2本 @698 1,375円
合計 6,834円

キャスター付きワゴンの作り方

まずは骨組みとなるワンバイツーを切り出しました。670ミリ、570ミリ、410ミリを各4本です。
木製キャスターワゴン自作
切り出したものをやすりがけして、オスモカラーのウッドワックス(オーク)で塗装しました。乾いたら足の部分(670ミリのもの)にキャスターをつけました。

ねじこみ式キャスターの取り付け方

用意するのはねじこみ式のキャスターと、それに合うオニメナット。オニメナットを締めるための六角レンチと、キャスターについている六角ナットを締めるためのスパナです。

まず取り付ける箇所を決めるために、材料の中心に印をつけます。ばつ印をつけた真ん中が中心になります。そこにキャスターのネジの長さの分だけドリルで穴を開けます。オニメナットのパッケージに、下穴の径が記載されていると思いますので、それに従って穴を開けます。

穴径が9ミリと書いてありましたので、9ミリのドリルで穴を開けました。穴を開けたらそこにオニメナットを六角レンチでねじ込んでいきます。
木製キャスターワゴン自作
オニメナットがしっかりと入ったら、そこにキャスターのネジを挿入して、根本の六角ボルトを締めます。手である程度締めたら、最後にスパナで締めましょう。
木製キャスターワゴン自作

組み立て

670ミリの材にキャスターをつけたものが足になります。次は、その足を410ミリの材でつなげます。
木製キャスターワゴン自作
天板はシナ合板を570ミリ×420ミリに、ホームセンターでカットしてもらいました。軽くやすりをかけ、同じようにオスモカラーのウッドワックス(オーク)で塗装しました。

天板の支え方ですが、570ミリの材に溝を掘って支えることにしました。合板の厚さが9ミリですので、9ミリの幅にするために、ガイドを少しずらしながら何回かに分けて掘りました。深さは5ミリくらい。一度に深く掘るのは危険なので、こちらも何回かに分けて深くしていきました。

木製キャスターワゴン自作
溝が掘れたら、先ほど完成した足の部分と連結させます。まずは溝を掘った材を1本取り付けます。コーナークランプがあると便利です。
木製キャスターワゴン自作
そこに合板をはめ込み、もう1本の材の溝にはめ込んだら、ビスで固定します。
木製キャスターワゴン自作
上の段も同じように取り付けたら、ひっくり返して裏から各所にビス止めをして補強しました。斜めにビスを入れるとしっかり固定できるような気がします。
木製キャスターワゴン自作

おしゃれ感を出す一工夫

これで本体ができました。ここからおしゃれ感を出すために、真鍮のパイプを取り付けます。太さ6ミリの真鍮パイプをカインズさんで見つけたので、それを使いたいと思います。

まずはつける位置に合わせ、両脇に5ミリほどプラスした長さをカットします。細いパイプなので糸鋸で切れました。
木製キャスターワゴン自作
両脇に真鍮パイプと同じ太さのドリルで5ミリ〜6ミリくらいの深さの穴をあけ、そこに真鍮パイプをねじこみました。片方のビスを一度外してからパイプを入れ、元の通りにビスを締めなおして・・・
木製キャスターワゴン自作
完成です!
キャスターワゴン

まとめ

インテリア雑誌で見て一目惚れしたバーカートを作ってみましたが、その用途は色々ありそうです。ソファー脇やベッドサイドでサイドテーブルとして使うのも便利ですし、バーカートというその名の通り、ワインボトルやグラスなどを並べて飾ったり、お客様が来た時のおもてなしとして使ったり。

パーティータイムなど、テーブルがお皿でいっぱいになってしまう時に、ちょっと横に置いておくとすごく便利ではないかと思います。そのほかにも、ツールワゴンとしてDIYグッズを保管したり、ガーデニンググッズを並べたり。楽しみ方はたくさんありそうです。

今回は真鍮パイプで装飾しましたが、タイルなどを使っても可愛いですね!便利でおしゃれなキャスターワゴンを自分の好きなサイズ、好きなデザインで作ってみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございます。
参考になれば嬉しいです。