押入れリフォームにも応用できる!格子戸と小さな壁でおしゃれな収納DIY

テレビ見ている時間を他の楽しみに使いたいと思い、テレビを処分しました。ブラウン管のテレビが置けるように、広いスペースを設けていたのですが、今では無駄な空間になってしまいました。

その空間を使って何かできないか悩みに悩んで、便利な収納スペースを作ることができました。押入れリフォームなどにも応用できるのではないでしょうか。参考になれば嬉しいです。

Youtube動画はこちら
棚のある壁の作り方
Vレールを使った格子戸の作り方

両脇に小さな間仕切り壁を作る

こちらがテレビの置いてあった空間です。ガラーンとしていますね・・・。
何か飾るにしても奥行きがありすぎて難しいですし、どうせならこの空間を生かして収納スペースを作りたいと思いました。
押入れリフォーム

両脇に間仕切り壁を作り、オーナメントを飾れるようなフローティングシェルフを設置したいと思います。まずはこのように木材で壁となる枠を組みます。四角に組んだら、真ん中に1本板を入れました。
押入れリフォーム

セリアで買ってきた棚受けをこのように取り付けて
押入れリフォーム

裏に合板を貼り付けて、棚板をつけます。
押入れリフォーム
上と下の両方をビスでしっかり固定。
押入れリフォーム
棚板の塗装をしてから、前の部分にも合板をはめて、四隅をビスで固定しました。これで棚受けが完全に隠れ、フローティングシェルフのようになりました。
押入れリフォーム
できてしまった段差やビスを、パテで埋めました。狭い部分の処理は絵画用のペインティングナイフが便利でしたよ。
押入れリフォーム
パテが乾いたらやすりをかけて平らにし、ミルクペイント(スノーホワイト)で塗装しました。
押入れリフォーム
下の棚板も浮いているような感じにしたかったので、このように小さな板を使い、両面テープで貼りつけました。棚板の塗装はオスモカラーのウッドワックス(オーク)です。
押入れリフォーム

LEDテープライトでおしゃれな間接照明を

棚が完成したので、LEDテープライトを使っておしゃれな間接照明も取り付けます。LEDテープは両面テープで貼り付けるだけです。
押入れリフォーム
問題はスイッチのオン、オフです。LEDテープはUSBで繋ぐようになっているので、そのままだとUSB端子への抜き差しをしなくてはいけません。それはちょっと面倒くさいので、スイッチ付きUSBケーブルを購入しました。

これで、オンオフが簡単になりました。
押入れリフォーム
これでフローティングシェルフのついた、間仕切り壁の完成です。

レールを使った引き戸を作る

敷居はアルミのVレールで

続いて、壁の後ろ側に引き戸を設置します。今回はレールを使い、より軽く開け閉めができるようにしました。レールはホームセンターにも売っています。
押入れリフォーム
レールには種類が色々ありますが、私が購入したのはフラットレールです。床に掘り込みを入れる必要がなく、ビスで固定するだけなので簡単に設置できます。

シングル(溝が1本)とダブル(溝が2本)がありますが、引き違い扉にするならダブルレール、引き分け戸にするならシングルレールを使いましょう。私の場合、引き違い戸にするつもりでダブルレールを購入しました(フラットレールVHA2-33)。

作っている途中で引き分け戸に変更したので、奥側のレールが無駄になってしまいました。この場合シングルレールでも良かったですね・・。
押入れリフォーム
シングルレールならもう少し安く購入できたので、その点が失敗でした。引き違いに戸にするか、引き分け戸にするかをしっかり決めてからレールを購入することをおすすめします。レールは付属のビスで固定しますが、ここでは仮止め程度にしておきます。

敷居レールに合わせた戸車をつける

レールには適合するコマの種類があります。今回購入したレールに適合するのは、V型とU型でしたのでV型のコマを4つ購入しました。

引き戸を組み立てる前に、まず戸車を取り付けてしまいます。戸車のサイズに合わせて掘り込む必要があります。まず戸車のサイズに合わせて、掘り込む位置を墨付けして、周辺をノミで切り込んでおきます。カッターでもできると思いますが、手を切らないように注意してくださいね。
戸車の付け方
ノミで切り込んだ内側を木工用のドリルで穴あけしてから、ノミで綺麗に整えます。
戸車の付け方
戸車スムーズに動く位置まで掘り込めたら、ネジで固定するハネの部分も少し掘り込んで、最後にビス止めしたらOKです。ビスを強く締めすぎると戸車がうまく動かなくなることもあるので、動きを確認して締めてください。
戸車の付け方

戸車の穴を掘る方法は、ドリルでやる方法の他にトリマーでやる方法もあります。

引き戸の枠を組む

戸車を固定できたら、枠を組む前にレールに乗せてみて、スムーズに動くかどうか確認しました。問題なければ引き戸の枠を組みます。今回使用したのは30ミリの角材(赤松)です。このくらいの太さがあると安定感が出ますし、ビス打ちも楽ですね。
戸車の付け方

鴨居を取り付けて引き戸に溝を掘る

鴨居に使用したのは12ミリの角材です、こちらを両面テープで貼り付けました。引き戸をレールに乗せて、引き戸の上部にこのように墨付けをします。
鴨居の溝
そうしたら、墨付けの位置まで欠きこみ加工をします。丸のこを使ってやる方法もありますが、私はトリマーを使って加工しました。テーブルなどにしっかりと固定して、少しづつ深く掘っていきます。一度に深く掘ろうとすると負荷がかかりすぎて危険なので、少しづつです。

トリマーガイドも少しづつずらして、必要なだけ欠き込みます。
鴨居の溝

引き戸に格子を貼る

溝の入った引き戸に、格子を1本貼って動きを確認します。このように格子と欠きこみ加工をした溝で、鴨居を挟み込むイメージです。ここで引き戸がスムーズに動くかどうかを確認して、大丈夫そうなら仮止めしてあったレールをしっかりとビス止めします。
格子の引き戸
格子に使おうと思って買ってきた木材は、15ミリ厚で45ミリ幅の板です。こちらは規格サイズらしいので安く購入できるのですが、格子に使うにはちょっと幅が広め・・。

並べてみるとどうもスノコのように見えてしまうので、こちらの板を頑張って縦引きすることにしました。テーブルソーがあれば簡単だと思うのですが、持っていないので違う方法で行います。

スタイロフォーム敷いて、切る材が動かないようにあて木をビス止めして固定。丸鋸ガイドをセットして切ります。
格子の引き戸
細い材の縦引きはキックバックなどの危険を伴います。途中、材料が動かないか何度も確認して慎重に作業しました。万が一キックバック起きても事故にならないように、丸鋸の進行方向の後ろには絶対に立たないように注意します。

次は出来上がった板を貼っていきます。まずはセンターを合わせて、木工用ボンドで固定しました。
格子扉diy
センターが決まったらあとはどんどん貼っていきます。表にビスが見えるのは格好悪いので裏からビス止めをしました。扉の枠に厚みがあるため、ドリルで穴を開けてからビスで止めました。ピッチは6ミリ。合板を使って揃えました。
格子戸diy
最後に塗装をしたら出来上がり。お気に入りのオブジェを飾って完成です!格子は45ミリ幅の板を半分に縦引きしたので22.5ミリくらい。このくらいの細さが理想だったので満足です!
押入れリフォーム

まとめ

内窓の作成で、引き戸はいくつか作ってきましたが、レールを使った引き戸は初めて。床を掘らなくても設置できるフラットレールは気軽に使えるので、かなりおすすめです。開け閉めも軽くてスムーズ。ストレスフリーです。

格子に使う木材もかなり迷いました。割高な工作材ではなく規格ものの杉板は、理想のサイズを出すために縦引きをしましたが、これが大正解だったと思います。

我が家の場合、テレビを置いてあった場所を利用したリフォームでしたが、押入れのリフォームにも応用できるのではないかと思います。

子供の頃からテレビのある生活が当たり前。テレビを見なくなってからも、手放す決心をするには時間がかかりましたが、なくなってみると空間も有効に使うことができ、ごちゃごちゃのコードにホコリの掃除などのストレスから解放されて大満足です。

テレビを見ていた時間を、自分のやりたいことをする時間に使い、生活の質が上がった気がしますよ!

最後までお読みいただきありがとうございます。
参考になれば嬉しいです。