目の見えないところで水漏れが起こり、放置すると床下が水浸しになって大変なことになります。この記事では、実際に私が水の音に気がついて、業者さんに修理してもらうまでの過程をご紹介しています。費用や応急処置法など参考になれば幸いです。
お風呂場で水の音がする!
お風呂場で、何か水の音がすると気になり出したのは年末。お風呂のふたを木製に変えたので、ふたについた水滴が浴槽に滴り落ちる音なのか?などと気楽に考えていました。ぽちゃん。ぽちゃん。という音は、日に日にスピードが早くなっているような気がする。
年が明けて、世間が通常モードに入った頃、水の音がさらに大きくなったような気がして、本格的に調査を始めました。まずはお風呂のふたをとっぱらってみましたが、音は消えません。音に規則性もありますし、そもそもすでにフタについた水滴が滴り落ちるような音とは思えません。
蛇口付近からの水漏れは確認できませんし、排水口のあたりも問題なさそう。家の外から壁に耳を近づけてみると、明らかに水の音がします。これは目に見えないところで水漏れしているに違いない!
嫌な予感がして床下収納をどかして、床下をのぞいたら水浸し!水位でいうと5センチくらいにはなっていたと思います。これはいけない!急いで業者さんを探すと翌日に来てくれると言うことなのですが、水音はさらに強まっているような気がしました。
水漏れ確認後、元栓を閉めてみる
このまま一晩放置するのは不安だったので、とりあえず水道の元栓を探しました。だいたい庭のわかりやすいところに設置されていますので、すぐに見つかると思います。
フタを開けると、右側に水道メーター、左に元栓がありました。水道の検針に来た方が、この赤いフタを開いて数字をみてるんですね。元栓はこの状態が開いている状態です。↓
右に回すと家中の水道が止まりました。この状態が元栓が閉められた状態でした。↓
元栓を閉めた状態でお風呂場に行くと、やっぱり!水の音は止まりました。これで、水漏れの原因は確実にお風呂場の給水箇所だと言うことが確定したので、念のためこの日は元栓を閉めて就寝しました。
水道屋さんがやってきた
水道代の減免制度がある
次の日、水道屋さんがやってきました。早速水漏れした床下を見せると
「結構たまってますね〜!」
と言う言葉を聞いて、もっと早く気づけば良かったと同時に、やっぱり昨日、元栓を閉めといて良かったと思いました。さらに水道屋さんは「水道局から電話は来ましたか?」と。
なんでも、漏水が発生して気づかないでいるうちに、水道代が極端に上がってしまった場合、水道局から「漏水しているかもしれませんよ!」と電話が来ることがあるそうです。その電話が来て初めて漏水に気づく人もいるようですね。
中には、通常の水道代の2倍以上になる方もいるとか。ちょっと怖いような気がしますね。ですが水漏れによる水道代の減免制度もあるようです。今回の我が家の漏水のように床下の見えない場所での漏水ですと、適応される可能性が高いようですね。
水漏れによる水道代の減免制度があることを、初めて知りました。
床下の水を抜く作業
水漏れ箇所の修理に入る前に、たまった水を排水する作業に入りました。電動ポンプのようなもので水をくみ出します。
水位は5センチくらいですが、これが家の床全体に広がっているので、排水にはかなりの時間がかかりました。2時間くらいはかかったと思います。
漏水箇所を探るために、床下に潜る
水が抜けたら次は漏水箇所を探す作業です。防護服のようなものを着て床下に潜ります。この暗くて冷たくて狭い場所に入っていく姿は、まるで勇者のようでした!本当に感謝です。私へのヒアリングから、漏水場所は特定できているので、一気にお風呂場の下まで進みます。
外にいるもう1人の方に水道の元栓を開いてもらい、漏水場所を完全に確定。
漏水箇所の修理
バスタブのエプロンを外し、エプロンの中の点検口を開けると、漏水箇所が見えました!矢印の部分から水がポタポタ漏れています。
ここまできたら、修理はものの10分くらいです。あっという間に直してくれました。
床下漏水の修理費用
この後念の為、他に漏水箇所がないかのテストを行いました。家中の水道を全部調べて、漏水がないことを確認。別の場所の漏水箇所はなく、これで全てが終了です。かかった費用の内訳はこちらです。
漏水調査 | 10,000円 |
床下の水除去 | 25,000円 |
配管修理 | 15,000円 |
テストポンプによる確認 | 12,000円 |
消費税 | 6,200円 |
合計 | 68,200円 |
一番費用がかかったのは、床下の水を除去する作業ですが、目の前で作業を見ていると本当に大変な作業なので、納得の金額です。水道局から連絡が来るまで気づかずに放置していたら、多分もっと費用が嵩んでいたんでしょうね。これで安心して眠れます。本当に感謝です。
まとめ
壁の中や、床下など。見えない場所の水漏れは気づくのが遅れてしまいがちですが、少しでも早く気づいて対処することが大切なんだと改めて思いました。
水道屋さんの作業中、何度か水道の元栓を開けたり閉めたりしていましたが、特に開けるときは注意が必要みたいです。止まった状態から一気に全開にしてしまうと、勢いがついて漏れている箇所が広がってしまうことがあるとか。
家が古くなってくると、漏水する可能性も十分にあるので、あらかじめ水道の元栓の場所や閉め方などを把握しておくことをお勧めします。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
参考になれば嬉しいです。