勝手口のドアに内窓を作りました。中空ポリカーボネートを木枠で挟むための溝を、簡単に加工できるようにトリマーテーブルも作りました。結露対策効果は絶大でした!勝手口の結露にお悩みでしたら、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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トリマーテーブルの自作は割と簡単!
木枠に溝を掘って中空ポリカを挟む場合、しっかりとした直線を出さないと綺麗に収めることが難しくなってしまいます。これまではトリマーを手に持って溝掘りをしていたのですが、時間がかかるし真っ直ぐ掘るのに苦戦していました。そのため、内窓を作る時は溝つきの角材を使うとか、後ろから貼るやり方にするとかにしていました。
内窓の断熱、結露対策効果がすごいので、内窓を量産したい!そのためには、やっぱりトリマーでサクサク溝ほりしたい!そうなるとトリマーテーブルは必要不可欠です。内窓の作り方の紹介の前に、まずはトリマーテーブル作りについて紹介しますね。
材料は9ミリ厚の合板(500mm×300mm)が1枚。ナット・ワッシャー・皿小ねじのセットが4組(M4×30mm)。フェンスに使ったのは赤松野縁(30mm×40mm)です。まず、合板の中心に30ミリの穴を開け、トリマーカバーを固定するための穴を4箇所開けて、トリマーカバーを固定します。
裏からナットで締め、表はビス穴が埋まるように座ぐり加工をします。次にフェンスを加工します。赤松野縁(30mm×40mm)に、このような穴を開けて、トリマー台にビスで固定したら完成です。使い方はあとで紹介しますね。
勝手口の内窓をDIY
胴縁を使って枠を作る
トリマーテーブルが完成したので、勝手口の内窓作りの制作に入ります。内窓に使った木材は20ミリ×40ミリの胴縁です。2メートルの長さで1本300円くらいで購入できました。四角形になるようにビス止めしてから、中央に1本仕切りを入れました。
ビスで組めたら、うまく入るかサイズを確認します。蝶番を使った開戸の場合、ぴったりに作ってしまうと角が当たってしまったり難しいので、上下・左右ともに2ミリ程の隙間を設けました。(あとで隙間対策は行います)
トリマーテーブルを使って溝を掘る
サイズに問題がなければ、溝を掘るために一度バラします。もったいないですが、このやり方でやると失敗がないと思います。早速作ったトリマーで溝ほりをします!初めての工具は緊張しますが、慣れてしまうと本当に便利で手放せなくなるんですよね!
トリマーテーブルにトリマーを取り付けます。一度に深く掘ろうとすると危険なので、刃は3ミリほど出るようにセットしました。20ミリの幅の木材の真ん中に溝を掘るので、刃から10ミリ離れるように、フェンスを固定します。トリマー本体も動かないようにしっかりと固定します。
あとはスイッチを入れて、フェンスに沿わせて材料を削ります。今回も4ミリ厚の中空ポリカを使いますので、4ミリのビットを用意しましたが、溝が細くて入らなかったので、6ミリのビットに変えて掘りました。すっと入っていい感じでした。ぴっちりとした感じにしたければ、5ミリのビットでも良いかもしれません。
溝の深さは10ミリくらいあれば良いと思います。あまり浅いと入れにくくなると思います。
中空ポリカをはめて組み立てる
溝が掘れたら中空ポリカをはめて組み立てます。中空ポリカは溝の深さを含めた寸法でカットします。カッターを何回か通せば切ることができます。少し曲がりやすいので、丁寧に真っ直ぐ切りましょう。切ったらすぐに切り口をテープなどで塞ぎ、ゴミが入らないようにします。
組み立てる順番は、やりやすい順番で良いのですが、経験上最後に長い辺をスライドしてはめ込むというのが一番簡単だと思います。私はこの時、中空ポリカが微妙に大きすぎて、溝を深く入れ直して対処しました。
完成した内窓を取り付ける
これで内窓本体が完成したので、実際に取り付けていきます。最初に書いたように、内窓本体は上下左右にそれぞれ2ミリづつ余裕を持たせて作っています。床に2ミリの板を置き、その上に内窓を立たせるようにして置きます。
左右にも2ミリずつ開けるようにして、蝶番で取り付けます。今回使ったのはウェスタン蝶番というもの。これは掘らなくても良いので簡単ですね。そしてとってもおしゃれです。
2ミリづつ開けた隙間は、戸当たりと隙間テープで埋めます。戸当たりは12mmの角材を、上と左右に両面テープで貼り付けました。 隙間テープは扉側の上下、左右にぐるっと一周貼りました。これでピッタリと隙間は埋まっている状態です。
最後にセリアで購入したアンティークな取っ手をつけて、保護フィルムを剥がしたら完成です。
勝手口の内窓の結露対策効果は
勝手口の内窓は、結露対策に絶大な効果がありました。こちらが内窓がない状態で一晩放置した朝の状況。結露でびしょびしょに濡れています。毎日拭き掃除をしないと床が傷んでしまうような状況でした。
そしてこちらは、内窓をつけた後の朝の状況です。ご覧の通りサラサラです。指でなぞると少し跡が残る程度。内窓を開けるとひんやりした空気を感じるので、防寒対策にも効果があると思います。
木枠と中空ポリカーボネート、ワトコオイル、アンティーク風なウェスタン蝶番に取っ手。見た目もナチュラルで素敵な一角になりました。
まとめ
内窓の断熱、結露対策効果がすごいので、こうなったら家中の窓に内窓を作ろう!と決めました。 内窓を量産するには、やっぱりトリマーテーブルが必要。ということで、トリマーテーブルも作りました。実際に使ってみるととっても便利ですね。
使ったのは安い胴縁ですが、自分で溝を掘ることにより、よりしっかりとした作りにできたと思います。作り方はシンプルですが、黒いサッシで網入りのガラスの入った無機質だった場所が、一気にナチュラルでおしゃれなイメージになりました。
結露対策、防寒対策にも大きな効果のある内窓を、DIYで作ってみてはいかがですか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。