納戸の小窓にポリカーボネートと木材で内窓を作ってみました。窓のすぐそばに、ハンガーポールを設置したので、お洋服が結露で汚れないようにするためです。レールは、木材をこびょうや両面テープで固定しただけの簡易的なものですが、きちんとスライドして開け閉めできます。
内窓の木枠を作る
まずは窓のサイズに合わせて木枠を作ります。使用したのはホームセンターで売っている杉材。厚さは6mm、幅は45mmのものを使いました。木工用ボンドで接着します。コーナークランプやベルトクランプがあると便利です。
裏から波釘で固定しても良いかもしれません。圧着した時にはみ出したボンドは、雑巾などで拭き取っておきましょう。
次に、30mm幅の木材で受け桟を作ります。先ほど作った枠に、このようにボンドで貼り付けます。
しっかり圧着します。
ボンドが乾燥して、しっかりと接着ができたら好きな色で塗装しましょう。
これで内窓の木枠の完成です。
ポリカーボネート(中空ポリカ)をカットしてはめる
塗料が乾いたら、木枠にはめるポリカーボネートの準備をします。ポリカ中空ボードという名前で、ホームセンターで売っていました。サイズは色々ありますが、今回は小窓ですので、幅450mm×奥行600mm×厚さ4mmのものを2枚購入しました。
1枚800円くらい。内窓をたくさん作る予定の方は、もっと大きいものを購入した方がコスパは良いと思います。先ほどの木枠に合わせて印をつけたら、カッターでカットします。
カットしたら、中空の部分にゴミなどが入らないように、切り口にテープなどを貼っておくと良いです。本体にポリカーボネートを両面テープで貼り付けて・・・
内窓本体の完成です。これを2枚作ります。
木材でレールを作る
続いて、窓をスライドさせるためのレールを作ります。使ったのは9mm角の桧の棒です。一番手前はこびょうで打ち付けました。穴が開くのが嫌なら両面テープでも良いと思います。
上も同様に固定します。
ここでひとつ気がついたことがあったのですが、作った内窓を取り外しできるようにするためには、レールにある条件が必要なんだそうです。市販のガラス戸レールをよくみてみると、「上部レール」と「下部レール」というふうに別の名前で販売されています。
比べてみると上用と下用では高さが違うんですね。つまり、内窓を外れるようにするには、上を深く下を浅くする必要がありました。なので私は下部分にシートを貼ってあげ底にすることで、下を浅くすることにしました。
あげ底にしたら、2本目の棒を貼ります。(真ん中の棒は手前の棒よりも、薄いものを使いました)2本目からはこびょうは使わず、両面テープにしました。作った内窓を挟んで、スムーズに動くかどうか確認しながら貼り付けました。
上部分もスムーズに動く位置に貼り付けて
窓の取り外しもできました!
一番内側の棒は、そこ上げテープの向こう側に貼り付けました。
ちょっとややこしくなってしまいましたが、要するにこのような形になれば良いのです。
こうして3本の棒を上下に貼り付けたらレールも完成。引き戸の内窓が取り付けできました。取り外しも可能です。
引き戸の内窓の自作にかかった費用は
740mm×530mmの窓につける内窓にかかった費用はこんな感じです。木材は色々なサイズの工作材を組み合わせて作りました。全部で約3,000円でできました!
中空ポリカ | 450mm×600mm 4mm厚 | 2枚 | 1,760円 |
杉材 | 1820mm×6mm×45mm | 2本 | 500円 |
杉材 | 1820mm×6mm×30mm | 2本 | 300円 |
桧材 | 1820mm×9mm×9mm | 2本 | 250円 |
桧材 | 900mm×5mm×10mm | 1本 | 160円 |
合計 | 2970円 |
内窓DIY。結露対策の効果は?
内窓をつけることによって、窓の近くにかけた洋服が結露で濡れることは無くなりました。内窓を開けるとひんやりとした空気を感じるので、断熱効果もあると思います。
そして内側の向こう側にも結露はつかなくなりました。冷え込んだ夜も結露ありません。サラサラです。
内窓をつける前は、これだけ結露がついていたので、効果は絶大ですね。作って良かったです。
まとめ
中空ポリカを使った内窓作り。今回は引き戸の内窓に挑戦しました。ガラス戸レールを使えばもっと簡単に設置することができたのですが、木枠の内窓にしたかったのでレールも自作してみました。
中空ポリカは、一見ガラスのように見えてすごくおしゃれですね。そして断熱効果もかなりあり、内窓の素材としては優秀だと思います。ボンドとカッター、ノコギリで簡単に作れますので、DIY初心者でも挑戦しやすいと思いますよ。
部屋が寒くて困っている方、暖房費節約をしたい方、窓を可愛らしく見せたい方、作ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
参考になれば嬉しいです。