石膏ボード用のネジで取り付けられたトイレットペーパーホルダー。グラグラし始めたのは、築15年を超えた頃。だましだまし使っていたけれど、壁の穴はどんどん大きくなってしまい、気がつけば修復不可能な状態に。これはなんとかしなければ・・・。
この危機を救ってくれたのは、3枚の板と強力両面テープでした。
石膏ボードの穴埋め跡が見るも無残に・・
最初にグラグラし始めた時、ねじの穴は少しゆるくなっている程度で、「ねじパテ」という穴を埋めるための補修材で修理をしました。ゆるくなったネジ穴に塗り込み、少し時間をおくと固まるので、同じ箇所に再度ネジを使えるようになるという優れもの。
白く見えるものがその跡です。この補修方法で数年は使えたのですが、ご覧のように、穴埋めした箇所が再度緩んできてしまい、今にも落ちそうな無残な状態に。家族全員で毎日のように使うため、かなりの負荷がかかるのでしょうね。
今にも落ちる!再度取り付ける方法は?
これは違う方法で付け直さなくては・・。そう思って調べると、色々な方法が考えられました。
柱がある場所を探す
もともと石膏ボードに取り付けられていたトイレットペーぺーホルダー。柱の位置がわかれば、柱に直接打ち込めるので、安定するんじゃ?と、考えました。壁の中にある柱の位置を調べる方法はいくつかあります。
壁を叩く | コンコンと叩くと柱のある場所は音が変わるらしい。 | |
スマホアプリ | 壁の中を透視できるアプリ。(アンドロイドのみ)性能は良さそう。プロ用っぽい。 | 有料 74ドル〜 |
針を刺して柱を探す | 壁に針を刺して、奥に柱があるかどうか調べるもの。壁が穴だらけになってしまう心配がある。 | 1,000円〜 |
下地センサー | 壁裏にある柱を、音や光で知らせてくれるもの。 | 3,000円〜 |
ですが、ここで一つ疑問が湧き上がりました。そもそも家を建てた業者さんは、どうして柱に固定しなかったんでしょう?もしかしたら柱のある位置に設置すると、すごく使いにくい位置になってしまうからってことなのかな?
こればかりは柱の位置を調べてみなくてはわからないことなので、他の方法も考えて見ることにしました。
壁の穴をふさぐ
「近くに柱ないんじゃないか疑惑」が沸き起こり、次に考えたのは、穴のあいた壁を完璧に修復して再度同じ場所に取り付けるという方法です。良さそうだなと思ったのは、「リペアプレート」という商品。
メッシュ状になったアルミのプレートの上にパテを塗り、一般の人でも簡単に壁の穴を塞げそうですが・・・。以下の理由で断念。
- 補修した後に貼る壁紙が見つからなかった
- 壁を直しても、また不安定な石膏ボードに穴を開けなければいけない
我が家のトイレの壁はオレンジと黄色のストライプ。補修したところだけ白い壁紙を貼ったらおかしいし、壁を綺麗に直せたとしても、また石膏ボードに固定しなければならない。トグラーアンカーというものが良さそうだけど、もっといい方法はないかなぁ。
置き型のトイレットペパーホルダーを買う
いっそのこと壁だけ綺麗に直して、置き型のホルダーを探すというのもあり?ネットで探したら色々ありました。ハシゴのように壁に立てかけて使うもの。アイアン製のおしゃれな感じのもの。値段は5,000円くらいから20,000円以上するものも。
DIY用品の豊富なカインズホームで閃いた!
なんとなくプランが見えてきたところで、大好きなカインズホームへ♪ウロウロしながら物色していると、面白いものを発見しました。
貼り付けるだけで壁をデコレーションできる、インテリアウッド♪
この板にトイレットペーパーホルダーをしっかりと固定して、壁の穴を隠してしまおうという作戦です。両面テープでも貼れるらしいので、3Mの超強力両面テープも購入しました。
貫通しないように、ちょうど良さそうなネジを選んだんだけど・・
貫通しちゃった(苦笑)
でも、壁にはちょうど穴が空いているので(直してないだけ)合わせてみると・・いけそう!
両面テープを貼って
しっかりつきました。ビクともしません。むしろウッディな感じがアクセントになってとっても満足。
修理にかかったお金
カインズホームにて
インテリアウッド | 3枚384円(1枚128円) |
3M屋内用超強力両面テープ | 1,000円 |
合計 | 1,384円 |
まとめ
トイレットペーパーホルダーのぐらつきは、設置場所が石膏ボードならば、よくあることのようです。壁の穴を綺麗に直してから、また付け直すというイメージがあったけれど、板と両面テープで解決できるとは思いませんでした。
修理の道具や難易度などを考慮して、よそのお宅のトイレやおしゃれなお店のトイレをたくさん見ながら、自分の中でイメージを膨らませ、思ったよりも簡単に安くリメイクできて大満足です。
ちなみに・・・
アルバムを探したら、建築中の写真が出てきました。トイレの部分は写っていなかったので、参考にはなりませんでしたが、内装が始まる前に、一通り写真をとっておいたら良かったですね。これから家を建てる予定のある方は、各部屋の写真をたくさん撮っておくことをおすすめします。
ちょっとの失敗はご愛嬌。1日で完成!安くておしゃれなDIYを、自分らしいアイディアで楽しんでみてはいかがでしょうか?