洗面交換DIY 造作洗面台を作る

洗面台リフォーム第二弾。既存の洗面台を撤去した場所に、新しく造作洗面台を設置しました。ゴムの木を天板に使い、混合性と排水管がセットになった洗面ボウルを取り寄せて作りました。引き出し収納には、プッシュオープンタイプのスライドレールを使用しています。
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洗面台交換DIY 古い洗面台を撤去する

ビフォーアフターとこだわった点

ビフォーアフター

まずはビフォーアフターをご覧ください。こちらがビフォー。
洗面台DIY
そしてこちらがアフターです。
洗面台DIY
洗面台を作るにあたり、まずは自分の作りたい洗面台をイメージしました。画像検索で色々な洗面台を見ていると、自分の理想が見つかります。

イメージに近いものが見つかったら、そこに自分のこだわりポイントを加えて、どのように作っていくかを考えていきます。

私のこだわりポイント

  • たっぷりの収納を確保するため、横幅を広く
  • 木材を使ったナチュラルな雰囲気
  • プッシュオープン式の引き出し収納
  • 匂いがこもらない作り
  • 掃除がしやすい作り
このようなこだわりポイントを実現しています。以前の洗面台と比べるとわかりますが、新しい洗面台は横にある洗濯機に極力近づける形で、横幅を広く900mm取りました。奥行きも650mmと深めです。

タオルや下着、ドライヤーや化粧品など、収納したいものは結構ありますので、このようにして収納のスペースも広げました。

全体的にナチュラルな感じにしたかったので、木材を使いました。水はねが気になりますので、カウンタートップオイルを塗っています。定期的にメンテナンスが必要になりますが、やっぱり木が好きなんですよね〜。

引き出しはプッシュオープン式のスライドレールを使い、アイアンのタオルかけをかけてスタイリッシュに。以前の洗面台は、下が扉式の収納だったせいか、通気が悪く湿気がこもっていましたので、なるべくオープンにして、匂いや湿気がこもらないようにしました。

下の部分に空間を作り風通しが良くなり、モップも入るので掃除もしやすく、いつも清潔に保つことできるようになりました。それではここからは、実際の作り方について紹介しますね。

天板と横板は広葉樹の木材で

いつもはホームセンターで木材を買っていましたが、今回初めてネットで購入してみました。選んだのはゴムの集成材。強度が高いとされる広葉樹の中で、リーズナブルな値段で購入できる材料です。

購入先は木材通販のマルトクショップさん。厚さ、幅、長さを指定してオーダーできます。色々調べた結果、こちらが一番コスパが良く、品揃えも豊富で選びやすいサイトだと思いました。ただ、届くまでに10日ほどかかるので、なんとも待ち遠しい。

西濃運輸さんが運んでくれるのですが、土日はお休みなんでしょうか?金曜日に出荷完了メールが届き、土日は全く動かず、届いたのは火曜日でした。そして・・待ちに待って届いた商品はこちら。白くて美しい木材です。
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重量は2枚で24kgほどありますので、しっかりと支えられるように、壁の下地のあるところに、受け桟を固定します。下地がなければアンカーなどを使えばOK。
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壁と床の境目に巾木があって、このままだと隙間ができてしまうので、横板を巾木に合わせてカットしました。

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仮置きするとこうなります。安定感や水平を確認。ここで注意点ですが、横の受け桟は少し奥になるようにしています。この部分にインセットの引き出しを取り付けるためです。
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高さは700mmにしました。洗面ボウルを置いた時に、高さが850mmくらいになるようになっています。このぐらいの高さが、洗面をするときに腰に負担をかけず、楽な姿勢で使えるんだそうです。

塗装して固定

仮置きして問題がなさそうなので、軽くやすりがげをしてから、オスモカラーのウッドワックス(オーク)で塗装して組み立てです。木ダボでは安定感がなかったので、横板にこのように板を貼り、天板と横板を連結させることにしました。

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天板にはこのように板を貼り、差し込んで連結しました。
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そして、上からしっかりビス止め。下から打つよりも上から打ったほうが、しっかりと止められそうでした。板の反り防止の意味でも上からビス止めしたほうが良いと判断しました。

細いドリルで下穴を開けてから、8ミリのドリルで少し穴を開け、ビスを深く打ちました。その穴にダボを埋めて出っぱった部分をノコギリでカット。

何かあった時に外せるようにするため、ボンド接着はしませんでした。これでビスを隠すことができました。ビス隠しシールなどでも良いかもしれませんね。

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天板が固定されたら、保護としてカウンタートップオイルを塗りました。こちらもオスモカラーのものです。水回りなので定期的に保護塗料を塗る必要があるかもしれませんが、やっぱり木の天板って素敵です。

背面にも、補強のため板を入れました。L金具を使い、壁と横板をしっかり固定します。これで横方向にも縦方向にもしっかりと固定されました。これで本体は完成です。続いて洗面ボウルを設置します。
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洗面ボウルの設置

本体が完成しましたので、洗面ボウルを設置します。洗面ボウルはアマゾンで購入しました。混合栓と排水パイプがセットになっているものです。置く位置を決めたら、排水管を通す穴と、給水ホースを通す穴をホールソーでくり抜きました。

2024.7追記
この洗面ボウルは、手を洗うくらいならいいのですが、顔を洗ったりするには少し使いづらかったです。もう少し大きく深いものが良かったです。

また、排水溝が右の方にあるものだったら、排水パイプを垂直にできたかもしれません。

洗面ボウルを設置する前に、混合栓を取り付けておくと楽です。2本のホースを蛇口にねじ込んで、洗面ボウルの穴に通し、下からしっかり締め付けます。
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給水栓が固定できたら、洗面台の穴に合わせて洗面ボウルを置きます。給水ホースを通したら、止水栓につなぎます。モンキーレンチなどを使って、時計回りにしっかりと締めます。
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繋がったら、蛇口を反時計回りに回して開栓します。お水とお湯がきちんと出るか確認。水漏れがなければOKです。続いて排水パイプをつなぎます。

2024.9追記
混合水栓の根本から水漏れを起こし、TOTOのものに交換しました。個体差があるのかもしれませんが、格安の混合水栓には注意が必要です。

排水パイプはS字トラップというももので、洗面ボウルとつなぐところの他に、2箇所繋ぎ目があります。それぞれ形の違うパッキンが入っていますので、パッキンの入れ間違いには注意しましょう、

パッキンの位置を間違えると確実に水漏れします

パッキンの位置を正確に入れて繋いだのですが、洗面ボウルと繋いでいる根本の部分がどうしても水漏れするので、そこだけシールテープを巻いたら、うまくいきました。

【2024.7 追記】
この時はシールテープで対応しましたが、その後ウォーターポンププライヤーを購入して締めてみたら、シールテープなど使わなくても水漏れせず、しっかりと接続することができました。

排水パイプの施工には、ウォーターポンププライヤーを使った方が良さそうです。

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洗面台の横幅を広げたため、排水口への位置がずれましたが、付属の延長ホースでうまくいきました。排水口の防臭キャップを新たに購入し、じゃばらのホースを突っ込んだあと、梱包材で隙間を埋めました。
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これで洗面ボウルの設置は完了です。続いて引き出し収納を作ります。

【2024.7 追記】
この排水パイプの接続はダブルトラップになっていてだめでした。排水の遅れを招くので直しました。ステンレスのパイプをパイプカッターで切り、ホームセンターで購入した、洗濯機用の蛇腹ホースを繋げて、ダブルトラップ解消。

スムーズに排水するようになりました。

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洗面台に引き出しを作る

洗面台の下には排水パイプがあるので、それを避ける形の引き出しを作ります。まずは段ボールで型紙をとりましょう。スライドレールを使用するので、実際の横幅からスライドレールの厚みをひいて作ります。

スライドレールの厚みは一般的に1本の厚みが12.7mmです。私の購入したスライドレールもそのサイズでしたので、実寸の横幅からスライドレール2本分の25.4mmを引いた幅にしました。
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とった型紙で板をカットします。私は丸のこで何本か切り込みを入れて、ノコギリで切り揃えました。ジグゾーがあると簡単ですね。
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切った板に横板をビスで固定していきます。これで引き出しの完成。
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引き出しの箱ができたらスライドレールを取り付けます。まずは箱に薄い方のレールをビス止めします。底板と横板の境が分かりやすかったので、ここに合わせて取り付けました。
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今回はインセットにするので、前板の厚みプラス5mmほどの位置に取り付けます。
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水平になるように、太い方のレールをビス止めします。
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ここで、一つ苦労したことがありました。引き出しを壁ぎりぎりのところまで、いっぱいに広げて作ったため、レールにはめこむのが難しくなってしまいました。

ガチャガチャやっているうちに壁紙を傷つけてしまいそうだったので、レールを連結した状態にしておいてから、下に潜り込んでビス止めすることに。これが嫌ならば、壁側は少し開ける必要がありますね。

壁側は下地がなかったので、モリーアンカーを使用しました。
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【2024.7 追記】
壁にスライドレールを直付けするのは失敗でした。引き出しを大きく出した時に左右に揺れて、壁紙を傷つけてしまいます。

壁に板をかまして、板厚のぶんだけ引き出しの横幅を小さくして、付け直したら上手くいきました。

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前板はパインの集成材で作りました。本体と同じオスモカラーのウッドワックス(オーク)で塗装しました。本体との違和感なく綺麗にできたと思います。プッシュオープンなので取手は必要ありませんが、タオル掛けを兼ねたアクセントに、アイアンの取っ手を取り付けて、引き出しは完成です。
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ラタンバスケットで収納

引き出しの下に、もう一段棚をつけました。こちらもパイン集成材を使い、オスモカラーで塗装。受け桟に乗せて、動かないように奥の2箇所にビス止めして固定しました。受け桟が見えてしまうと格好悪いので、合板を貼って目隠ししました。
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この棚にラタンのバスケットを並べました。お風呂上がりに使う下着やパジャマ、タオルなどを収納しています。ラタンバスケットはイオンやニトリがお安くて良いですね。

一番下には少しスペースが開くようにしました。これで通気性もよく、お掃除もしやすくなりましたので、いつも清潔に保つことができると思います。

DIY洗面台にかかった費用

最後に洗面台の組み立てにかかった費用をご紹介します。塗料やビス、引き出しの箱や受け桟に使った木材など、家にあったものは金額に含まれません。

木材 天板、横板 ゴム集成材
20mm厚
木材通販のマルトクショップ
12,640 円
引き出し前板 パイン集成材15mm厚 カインズホーム 1,080円
棚板 パイン集成材15mm厚 カインズホーム 2,280円
スライドレール プッシュオープン式 3段引450mm VADANIA 3,199円
洗面ボウル 混合栓、排水パイプ付き amazon 14,999円
排水口防臭キャップ SANEI 431円
タオルハンガー 楽天 1,100円
ラタンバスケット イオン 1,980円
合計 37,709円

まとめ

これで洗面台の組み立てが終わりました。合計金額は37,000円ほど。洗面ボウルはもう少し大きくても良かったかなと思います。排水パイプの取り付けは、水漏れを解消するのに苦戦しましたが、シールテープでうまくいきました。

引き出しを壁いっぱいまでの幅にしたために、スライドレールの取り付けが難しくなってしまいましたが、この大きな引き出しもこだわりの一つでしたので、頑張って良かったと思います。

最初から最後まで1人でやる中、ここを誰か持ってくれたら・・・なんてシーンもちょくちょくありましたが、1人で作り上げるのが好きなんですよね(笑)結果は大満足。うまくいったと思います。

この後は鏡の設置、タイル貼りの様子をご紹介するつもりです。よろしければそちらも読んでみてくださいね。

最後までお読みくださってありがとうございます。
参考になれば嬉しいです。