部屋がDIYでおしゃれになっていくと、インテリアにも興味が湧いてきますね。ちょっと寂しい壁にアートを飾ると、お部屋の印象がグッとひきしまします。今まではポスターや、既製品のパネルなどを飾っていましたが。アクリル画に興味が湧き、自分で描いてみることに。
せっかくなので、端材を使って木枠を作り、家にあった布を貼って作る自作キャンバスから、自分で作ってみた時の様子を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
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キャンバスの木枠の組み立て方
キャンバスの木枠を作るのに、まず必要なものは当然ながら木材です。キャンバスの厚みを調べると、18mmが一般的のようですので、木材の厚みもそれに近いものを選んで作るようにしました。
45度にカットして作る方法
使用したのは、ホームセンターで購入したホワイトウッド。サイズはワンバイツーで、厚みが19mm、幅が38mmのものです。1820mmで300円ほどでした。
45度で簡単に墨付けができる、留め型スコヤを使いました。
墨付けができたら、その通りに丸鋸でカット。丸鋸ガイドを使えば真っ直ぐに切れます。手鋸で正確に45度に切るのは私には難しいです。
木材をカットできたら、木工用ボンドをつけてからビスで止めて出来上がり。この時にコーナークランプがあるとやりやすいです。ビスは斜めに打つと強度が高まります。
下穴ドリルで斜めに下穴を開ければ、簡単にできますよ!
合板の端材でも簡単に作れる
DIYをしていると、自然にたまってくる端材。それを利用して作るのもおすすめです。こちらは45度カットなしで、合板の端材を組み立てたもの。このように速乾の木工用ボンドで圧着すれば、ビスで止めなくてもかなり強度が出ます。
大きなキャンバス木枠もOK!DIYならサイズは無限大
こちらは、大きめのキャンバス。中央に1本支えを入れて組みました。飾りたい場所に合わせて好きな大きさにできるところがDIYのいいところ。
圧着にはクランプがあると便利ですが、全ネジを使えば自分で作ることも可能です。
自作クランプの作り方はこちらの記事で書いています。
初心者でもできた!DIYでテーブルをリメイク
キャンバス布の貼り方
木枠が出来上がったら、次は布を貼りましょう。使う布はなるべく厚くて伸縮性がないものが適しています。私が使ったのはクッションのカバーを作った時のあまりの布や、使い古しのシーツです。
伸縮性はありませんが、さほど厚い生地でもありません。この生地の上に出来上がった木枠を乗せて、生地をカット。引っ張りながらタッカーで止めます。
上の写真のように、向かい側を打っていくのがポイントです。たるみを消すように引っ張りながらタッカーで止めていきます。
角の部分は表に影響がないように折り、しっかり引っ張って止めます。これでキャンバスの布貼りは完成です。
ジェッソでキャンバスの下地作り
布が貼れたら、最後に下地作りをのためにジェッソを塗ります。乾かしながら何回か重ね塗りをします。
使うハケはなるべくジェッソ材を吸い込みにくいものが良いと思います。ペンキ塗りに使っていたハケで塗っていたら、ジェッソの水分をハケに持って行かれてしまい、ちょっと不経済でした。
なるべく平べったくて毛が少ないもの、水分を吸い込みぬいくそうなハケが良いと思います。左は料理用のハケ、右はカインズホームで購入した水性用のミニハケですが、こんな感じのものが塗りやすかったです。
数回塗り重ねると、表面に厚みが出てパキッとした感じになります。最後に霧吹きで濡らしながら、耐水性の紙やすりで表面を擦るとツルツルになります。使ったやすりは320番。これでキャンバスの完成です。
私が使ったのジェッソは2種類。なめらかで塗りやすかったのはリキテックスのジェッソ。水で薄めなくてもスルーっと塗れました。(水分を含ませるようにハケを濡らす程度です)伸びやすいので少量でたくさん塗れる感じがしました。
合板+余った壁紙でもできた!
こちらは余った合板に、余った壁紙を貼ったものです。ジェッソなどの下地処理はしていません。のりつきの壁紙を合板に合わせて切って、裏側に折り込むようにして貼っただけです。
このキャンバスに、ダイソーのアクリル絵の具を適当にぶちまけて、段ボールで伸ばすだけですが、こんな感じのアートが作れました。
まとめ
キャンバスは木枠を組んで、布を貼り、下地材を塗るという作業で簡単に自作することができます。材料も端材や使い古しの布で十分ですので、とても安く作ることができました。
DIYをやっていると、端材がどんどんたまっていきますが、それも活用できて一石二鳥でした。出来上がったキャンバスで、思いのままに遊ぶのも楽しいですよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。
参考になれば嬉しいです。