お部屋のリフォームをDIYでしたいなら、面積が大きい壁から取り掛かるのがおすすめです。今回行ったのはキッチンの壁です。壁紙を張り替えるかペンキを塗るか迷いましたが、手っ取り早くできるペンキ塗りにしてみました。
使ったのは、ミルクペイントのヘンプベージュです。色味などの参考になれば嬉しいです。
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良いところいっぱい!DIYで人気のミルクペイント
DIYでペンキ塗りをしようと思って調べた時に、SNSなどでよく目にしたのが「ミルクペイント」でした。ミルクペイントの良さは、なんとも言えない優しい色合いと、落ち着く感じのくすみ感、かわいいのだけど上品なおしゃれ感がありますね。
ミルクペイントの良さは色味だけではなくて、安心な材料で作られていることです。使ってみた感じもとても良くて、水性で扱いやすいこと、塗りやすいこと、簡単に綺麗に仕上がることなど、いいところがたくさんありました。「ペンキって面倒臭そう」というイメージを払拭してくれる商品だと思います。
ミルクペイントの色見本
ミルクペイントの色見本は公式サイトにもありますが、ちょっと分かりにくいです。インスタグラムなどのSNSの中で検索すると、実際に施行した写真を投稿している方が結構いらっしゃるので、そちらで確認すると好みのイメージが見つかるかもしれません。
色味ですが、やっぱり実際に塗ってみると「想像と違った」と思うことがあります。当たる光の加減や種類で表情がだいぶ変わると思います。私が室内ドアにも塗装した色はこんな感じでした。
ミルクペイントforウォール ジンジャーシロップ
こちらは想像よりも少し緑がかった色でした。光が当たると、よりミドリ色が強調されます。
ミルクペイント ヘンプベージュ
こちらは想像通りの、落ち着いた感じのベージュでした。この写真ではめちゃくちゃミルク感の強いコーヒー色のようにも見えますが、今回塗ったキッチンの壁は、もう少し緑に見えます。
なので実際には塗ってみないとわからない。というのが正直なところ。大きな面を塗ってしまってからイメージと違った!となると悲しいので、小さめのボトルを購入して、小物などを作って試してからというのが確実かなぁ。と、思います。
色の違いは面積が大きくなればなるほど目立つというのも頭に入れておいてくださいね。
ミルクペイントでキッチンの壁を塗ってみた
それでは、キッチンの壁にミルクペイントを塗った様子をご紹介します。使ったのはミルクペイントのヘンプベージュ。まずは綺麗に拭き掃除をしてから、ビスの穴を壁パテで埋めました。プライマーやシーラーなどは塗っていません。
壁パテを乾かしている間に、マスキングテープとマスカーで養生をしました。壁パテが乾いたら、やすりをかけてたいらにします。
ミルクペイントは伸びが良く、とても塗りやすいのですが、私は少し水で希釈します。あまりシャバシャバにしすぎると、たれやすくなって逆に塗りにくいので、スーッと伸びる程度にした方が良いです。様子を見ながら少しづつ水を足していくといいですね。
1度塗りでも可能ですが、2度塗りすると綺麗に仕上げることができます。1度目は多少のムラは気にせず下塗りするイメージで。
写真は1度塗りが終わったところ。ムラがあるけど大丈夫です。1時間もすれば、手で触っても何もついてこないくらいに乾きます。触ってみてサラサラした感触になったら2度塗り開始。2度目はローラーでムラを消すように重ね塗りします。
完成!ビフォーアフター
ビフォー。元々の壁はクリーム色に、薄いベージュの模様が入っています。左側に窓があり、右側には勝手口があります。撮影したのは、7月の朝の8:00頃。晴天の日でした。窓があるのは西側ですが、朝の光が入ってますね。
アフター。スッキリとした印象になりました。撮影したのは同じく7月。午前9時ごろ。明るい曇りの日です。光の当たっているところと当たっていないところでは、色味が違って見えます。
先ほど紹介した、ドアにペイントした画像を比較するとどうでしょうか。この違いは感覚でわかってもらうしかないので、言葉で説明するのは難しいですね。
使った道具と費用
今回使った道具と費用をまとめました。家にあったものがほとんどですが、初めから全部揃えるとこんな感じになりますね。
ミルクペイントヘンプベージュ | 450ml | ¥1,700 |
壁パテ | 300g | ¥250 |
マスキングテープ | ¥100 | |
マスカー | ¥100 | |
はけ、ローラー、紙やすり | ¥300 | |
合計 | ¥2,450 |
塗ったのは、カップボードの置いてある1面と、奥に見える窓のある面です。カップボードの裏は塗っていませんので、その分は除きますが、ここを2度塗りして450mlのボトルひとつで足りました。(10%ほどの水で希釈)
手前から奥の突き当たりまでの距離は4m40cm、天井までの高さは2m40cmほどです。ちなみにここを500円の壁紙で張り替えるとしたら、壁紙だけで約7,500円ほどかかる計算になります。
まとめ
ミルクペイントは安全で匂いもなく、伸びやすいのでとても塗りやすく、初めてでも簡単に塗ることのできる塗料です。コスパも良く、ホームセンターにも置いてあるので、始めやすいというのも魅力です。
壁紙を張り替えるよりも、ペンキの方がコスト的にも技術的にも、取り掛かりやすいと思います。壁をリフォームしてイメージチェンジしてみたい!と思う方は、ペンキ塗りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。参考になれば嬉しいです。