DIYでおしゃれな時計を作る方法

三角形の木材を組み合わせ、おしゃれな壁掛け時計を作りました。この文字盤はちょっと凝っていますが、もう少しシンプルなものならば割と簡単に作ることができます。ムーブメントの選び方や、加工方法も紹介していますので参考にしてくださいね。
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DIYで壁掛け時計を作るのに必要なもの

文字盤

DIYで壁掛け時計を作るために必要なものは、文字盤とムーブメントです。文字盤の真ん中に穴を開けて、そこにムーブメントを取り付ければOKです。文字盤や数字などのパーツも手作りキットとして販売されていますが、自分で簡単に作れます。

一番簡単なのは、四角の板を利用すること。端材があればそれを利用してもいいですし、ホームセンターなどで探して、好きなサイズにカットしてもらってもいいですね。

丸い文字盤を自分で作る場合は、ジグソーやトリマーなどの工具が必要になってきます。そういった工具を持っていなければお盆などの丸いものを利用するといいかもしれません。

ムーブメント

時計のムーブメントは、ネットでも1,000円〜2,000円前後で購入できます。シャフト(針)とセットになっているものがあるので、好きなデザインのものを選びましょう。文字盤の雰囲気や色に合わせて選ぶといいですが、注意点がいくつかあります。

  • シャフトの長さの確認
  • 突起部分の長さの確認
  • 文字盤との色の相性

まず、シャフトの長さですが、文字盤よりも長い針を選ばないようにしてください。当たり前ですが、文字盤からはみ出してしまい、おかしなことになります。当たり前?と思うかもしれませんが、やってしまいがちな失敗です。

次に突起部分の長さの確認。ムーブメントの裏についているこの部分です。商品によって長いものもあれば短いものもあるので、要確認事項です。
時計のムーブメント
文字盤の厚みよりも長いものを選ばないと、貫通しないので、裏から六角ナットで固定することができませんので要注意です。

次に文字盤との色の相性ですが、文字盤が黒っぽい場合は白にした方が見やすくなりますし、文字盤が白っぽければ、白だと見にくくなってしまいます。自分で調べた感じですと、黒いシャフトが多めのような気がします。最終的にどのような仕上がりにするかをイメージしながら、文字盤のデザインをした方が良いですね。

壁掛け時計を作るなら、覚えておきたい加工方法

ムーブメントをセットする穴を掘る

文字盤の裏に、そのままムーブメントを取り付けると、ムーブメントが出っぱった状態になってしまいます。そこでセットできるように穴を掘っておくと、壁にかけた時に安定感が出ます。

この加工をするには、トリマーが必要になります。穴の掘り下げ加工は少し難しい加工ですが、やり方を覚えれば可能ですので、簡単に説明しますね。

必要なものはトリマーと、ガイドローラー付きのストレートビットです。綺麗に掘り下げるためにガイドとなる添え木を両面テープで貼り付けます。その添え木から3ミリ刃が出るようにセットして、まずは3ミリ掘ります。
トリマーで掘り下げり方法
そっと刃を下ろしたら、ガイドに沿ってぐるっと1周掘ったら、のの字を書くようにゆっくりとトリマーを動かします。3ミリ掘れたら、さらに3ミリ、もう3ミリと繰り返して深くしていきます。深くなってきて刃が届かなくなったら、ガイドの添え木を薄いものに変えて掘り進めます。
トリマーの掘り下げ加工

注意
一気に深く掘ろうとすると危険です。3ミリづつを繰り返しましょう。
少し出っぱっていますが、これ以上掘ると貫通してしまいそうなので、ここでやめました。ピッタリに入るようにしたければ、文字盤をもう少し厚くしないとダメでした。
トリマーで掘り下げる

壁にかけるのに便利なキーホール加工

もう一つ覚えておくと使えそうな加工が、キーホール加工です。本体を壁に引っ掛ける穴を開けることで、ピッタリと取り付けることができるので、額縁や鏡などの取り付けにも便利かと思います。

この加工にはキーホールビットというトリマービットを使用します。まず、トリマービットの直径よりも大きな穴をドリルで開けておきます。ホールビットの直径が9.5ミリだったので12ミリのドリルで穴を開けました。深さは8ミリです。
キーホール加工
開けた穴にトリマーをセットして、真っ直ぐ掘れるようにガイドの板を両面テープで貼り付けます。刃がどこにも触れていないことを確認したらスイッチを入れ、真っ直ぐ動かします。掘れたらスイッチを切り、完全に止まったら戻して上に持ち上げて完成です。
キーホール加工
ムーブメントには、専用の取り付け金具付きのものも販売されています。ついていなくても、ティースハンガーなどの吊り下げ金具を取り付ければ大丈夫ですが、金具がなくても取り付けられるのは便利ですね。

まとめ

DIYでの時計作りは、好きな文字盤と市販のムーブメントを組み合わせることで、割と簡単に作ることができます。穴を開けられるものなら、どんなものでも文字盤にすることができるので、写真やお皿、オブジェなど。今あるお気に入りのものでも作れます。

木材でしたらドリルで簡単に穴を開けることができるので、文字盤の材料にはうってつけです。好きな木材、好きな色で世界に一つだけの時計ができそうですね。プレゼントにも喜ばれるかもしれませんよ!

最後までお読みいただきありがとうございます。参考になれば嬉しいです。