こまごましたメイク道具が全部入るように、引き出しは3つ作り、持ち運びもできるようにしました。アンティークな木のメイクボックスをお探しでしたら、DIYで作ってみませんか?
大容量サイズのメイクボックス
それではまず最初に、出来上がったメイクボックスの実寸を紹介します。
メイクボックスを作るにあたり、どのくらいのサイズにするかを決めるために、市販されている規制品のメイクボックスを色々と見て参考にしました。
フランフランのメイクボックスがW220×D194×H265mmだったので、こちらを参考に少しアレンジ。縦に長い長方形だったのですが、横長の方が可愛いかな?(好みですが)と思い、このようなサイズに決定しました。
W(幅)270mm×D(奥行き)200mm×H(高さ)220mm
ボトルを立てて収納するメイクボックスもありましたが、そうすると上部分を開閉式にしないといけないのでそれはやめました。3段の引き出しをつけるタイプのシンプルな作りです。
あらかじめ収納したいものを並べて、一番下は少し高さのあるものを入れるため、深さのある段。2段目は3段目より少し浅めに。1番上の段は、リップや筆などを並べる用なので浅めにしました。
1段目の深さ 40mm
2段目の深さ 60mm
3段目の深さ 75mm
もしも、もう少し高さのあるものを入れたい場合は、2段にするなどして調整するといいですね。
メイクボックスの作り方
ここからは実際に作った方法をご紹介します。
外枠を組む
最初に外枠を組みます。私はこのように壁を使って組むことが多いです。今回は16mmの桐の板を使いました。(桐のタンスを解体した時に出た廃材です)引き出しを作るとき使用する木材は、あまり厚すぎると内容量が小さくなってしまうので、もう少し薄めの板を使った方が良いかと思います。
ただ、板が厚いとしっかりとビスでとめることができるので、そこは良かったです。
一番下の引き出しを作る
できた外枠に合わせて、引き出しを作っていきます。引き出しは数ミリの狂いで動かなくなるので、外枠を組んでからの実寸で作ると確実です。外枠と同じように壁を使って組みました。引き出しに使った木材は12mmの野地板です。
実際に枠の中に入れてみて、スムーズに動くかどうか確認します。OKなら前板をつけます。
2段目、3段目の引き出しを作る
続いて2段目、3段目を作ります。2段目を支えるための板を張ります。2段目の引き出しを組んでから、実際に枠に入れてみて、動きを確認しなが行うのが確実です。後で引き出しの底にベニヤ板を張るので、その厚みも考慮して、余裕を持たせて作ります。2段目ができたら、同じ要領で3段目も作ります。
引き出しの底と本体の裏にベニヤを貼る
ベニヤを切るときは、切る線の上にマスキングテープを貼ってから切ると、綺麗に切れます。バリも少ないような・・・。それぞれのサイズに合わせてカットしたら、ボンドと細い釘で固定します。
取っ手や塗装でアンティークなメイクボックスに
今回取っ手に採用したのは、カスガイという釘です。角形で大きめの取っ手を探していて見つけました。4個セットで70円と激安です。そのままでも十分可愛いと思ったのですが、アイアンペイントが余っていたのでそれを塗ってみました。
念のため、ミッチャクロンというプライマーを下塗りしてから塗ります。後で金槌で打ち付けるので、まず先端と裏側だけ塗装しました。
塗装が乾いたら、引き出しの前板に金槌で打ち付けます。(念のため端材で試しました)真上から見ながら、垂直に打ち込みます。しっかり入ったので、塗り残しておいたところをアイアンペイントで塗装して仕上げます。
持ち手はカインズで500円くらいで購入。ドリルで穴を開けて取り付けました。
前板はオールドウッドワックス のアンティークグレーで。本体はワトコオイルのミディアムウォルナットで塗装しました。
まとめ
引き出しのある収納は、外枠を組んでから実寸で引き出しを作るのが一番確実かと思います。基本となる木箱を組み、それを組み合わせるだけなので、コツさえつかめば簡単にできると思います。
木材にワックスやオイルなどで塗装をして、持ち手や取っ手にこだわれば、ナチュラルでアンティークな雰囲気のメイクボックスを作ることができます。
このメイクボックスは娘にリクエストされて作ったものですが、とても使いやすいと喜んでくれました。規制品も素敵なものがありますが、手作りには手作りの良さがありますね!大人の女性へのプレゼントに、作ってみてはいかがでしょうか。
参考になりましたらとても嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。