ごろ寝ができるローソファーをDIYで自作

部屋の雰囲気を変えるには、面責の大きなところからやっていくことがポイントだそうですね。壁紙や建具のリノベーションが完了したところで、次に気になったのはドカンと存在感のあるソファーです。

今回作ったのはごろ寝ができる大きさのローソファーです。本体、座面クッション、背もたれクッションを全て手作りしました。満足できるものが出来上がりましたのでご紹介しますね。

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ごろ寝ができるサイズのローソファー

今回のローソファーは、ごろ寝ができたり、あぐらをかいて座ったりできるサイズになっています。人がゆったり寝転ぶためには、90cmの座面が必要です。これは人の肩幅と関係していて、ベッドで言うとセミシングルの相当します。

そして横幅は身長くらいのサイズがあるとゆったりできますね。普通のソファーの座面は60cmくらいですので、かなり広いです。こんなに大きいと圧迫感が出そうですが、ローソーファーは文字通り低いので、大きさの割りにはスッキリと見えます。

リビングにソファーを置いても、ソファーにもたれかかって、床に座っている人いませんか?我が家では割とみんなそんな感じです。(うちだけかな?)日本人は床に座って過ごすのが好きなのではないでしょうか?

そういった点では、このローソファーは心からくつろげるソファーになっていると思います。そんなソファーが欲しくて探していたのですが、なかなか気に入ったものがなく、それなら作ってしまえ!と思ったのがきっかけです。

ローソファーの本体は2×4がベース

今回作ったローソファーは、本体・座面クッション・背もたれクッションの三つのパーツでできています。まずは本体の作り方をご説明しますね。

材料(900mm×900mm 2台分)

2×4材(枠組み) 900mm 4本
760mm 4本
1×2材(座面を支える板) 720mm 4本
1×4材(座面) 760mm 10本
足(リサイクル) 135mm(高さ) 8個
オニメナット 10mm 8個
塗料 ワトコオイル ミディアムウォルナット

土台の組み方

まず、2×4材を使ってこのような枠組みを作ります。900mmの木材で760mmの木材を挟むようにして組みます。
ローソファーの作り方

今回は接着剤を使いませんでした。引越しなどで運ぶときに簡単にバラせるようにしたかったのと、不要となったときに処分しやすくするためです。

綺麗に解体できれば、木材を再利用することもできますね。
このように四隅を斜め打ちしてみましたが、強度に問題はなく、しっかりしています。下穴を開けてから、内側と外側から2本打ち込みました。
ローソファーの作り方
そこに座面を支える板(720mmの1×2材)をつけます。

ローソファーの作り方
ここで塗装をして乾かし、座面の板を貼ります。座面は見えない部分なので、塗装はしませんでした。
ローソファーの作り方

足をつける

足は、古いソファーの足を再利用しました。もしなければ足だけでも売っていますし、ハンガーボルトというものを使えば、自分で作ることもできそうなので、挑戦して見ても面白そうですね。

いただいた足は、サンダーで塗装を剥がしてから、本体と同じ塗料で塗装しました。そして本体の四隅に、ボルトの長さ分の穴をドリルで開けて、オニメナットをねじ込みました。
ローソファーの作り方
これで本体の完成です。背もたれをつけようかどうか悩みました。壁のない場所で使う場合は背もたれは必要ですが、壁につけて使う予定だったので、つけませんでした。結果的に、背もたれがないほうがコンパクトに使えるので良かったかな?と思います。

へたりにくい座面クッション

今は安くて素敵なソファーもたくさん売っていますが、高いソファーと何が違うか・・・それはスポンジの質だと思います。へたりにくく、座り心地の良いスポンジを使うと、座り心地がよくて長持ちするソファーになります。

なのでスポンジはかなり探しました。スポンジの専門店もたくさんありますが、私が選んだのはストライダー社さんという業者さんです。ソファー用のスポンジを購入したい旨と希望サイズを伝えると、最適なスポンジの見積もりを出してくれました。

届いたのはこちら。900mm×900mm 厚みが170mmあります。数種類のスポンジを組み合わせて加工してくれました。高反発でソファーにぴったりのスポンジです。

ローソファーの作り方
このサイズで19,800円は、かなりお安いと思います。カバーもソファー用の生地を取り寄せました。しっかりとして座ってもシワになりません。(サンゲツ椅子生地カラーナナコUP583)下の写真のように、座面にぐるりとマチをつけるように側布を縫い付けます。
ローソファーの作り方

洗濯をするときに、簡単にカバーを取り外しできるようにするためには、カバーが大きく開くように、ファスナーをつけるのがおすすめです。スポンジがしっかりしているので、そうしないと出し入れが難しくなってしまうので。

ローソファーの背もたれクッション

最後に背もたれクッションの作り方です。ソファーカバーを作ったあまりの生地で、60cmサイズのジャンボサイズのカバーが二つ作れました。リネンの布でさらにもう二つ作りました。ファスナーを付けない簡単な作り方です。

このように15cmほど重なるようにして、両サイドをミシンで縫います。
背もたれクッションの作り方
クッションの中身はアマゾンでヌードクッションを購入してみました。ふわふわで気持ちがいいのですが、弾力が物足りないので、古いソファーのスポンジを再利用して作ってみました。

手芸用の綿を詰め込んでから、古いソファーから取り出したウレタンクッションを詰め込みます。
背もたれクッションの作り方
隙間を埋めるように、さらに綿を詰め込んでヌードクッションの出来上がり。ウレタンスポンジが入ると弾力が出るので、背中をしっかり支えてくれます。ちなみに古い布団とウレタンスポンジでもできました。

ウレタンスポンジを布団でくるんで詰めるだけです。
背もたれクッションの作り方

45cmサイズのクッションを、アクセントとして足しても素敵ですね。これであぐらがかける・ゴロゴロできるローソファーの完成です。

*追記 ソファー本体とソファークッションの改良をしました。
DIYで作ったソファークッションをふわふわにする方法

まとめ

本体は、ホームセンターに売っているお馴染みの木材で作りましたが、クッションにはこだわりました。高さや大きさなどのサイズも、市販のソファーをたくさん見て、一番くつろげそうなサイズで設計しました。

大きなものを一つドカンと置くのではなく、正方形のものを二つ置くことによって、持ち運ぶのも移動するのも楽になりました。もっとコンパクトにしたい場合はサイズを小さくして作るといいかもしれないですね。

参考になりましたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。