私が作ったのはベランダに出るための小さなドアの網戸です。掃き出し窓のような大きな窓のない部屋のため、風通しがいまいちで、熱がこもりがちな部屋でした。このドアを開けて換気ができたらきっと気持ちいいだろうな。
木材を枠に使ったため、おしゃれに、しかも格安で作ることができました。既製品では見つけられない、ジャストサイズなおしゃれな網戸の作り方です。
蝶番をつけて片開き。マグネットで閉まるタイプ
出来上がったこの形にしようと思いついたのは、猫ちゃんの脱走防止柵を見た時です。階段の登り口や、入ってほしくない部屋への導線を塞ぐようにして作られている方がいて、これはいいかもと思いました。
窓のように横に広がりがある場所は、レールの上をスライドして網戸を開閉させることができますが、横にスペースがない場合は蝶番をつけて片開きにするのが良いですね。扉をもう一つ作るようなイメージです。
ただ、脱走防止柵の場合は、相手が猫ちゃんなので、上下や横に隙間があってもOKですが、網戸の場合は小さな虫をシャットアウトするのが目的なので、少し応用する必要がありました。
ぴったりした寸法にするとハマりにくくなるので、上下に5mm、左右にも5mmほど小さめのサイズにして、後から隙間テープを貼ることにしました。マグネットキャッチでカチッと閉まるようにします。
木枠でおしゃれに網戸を自作する
網戸の本体、枠となる部分は木材を使いました。木でしたら、ノコギリでも簡単に切断できるので扱いやすく、なんといってもおしゃれです。木の暖かい温もりも感じます。
設計としては、木で作った枠に網を貼り、同じサイズの木材で網を挟みこんで固定するイメージです。できたものを蝶番で取り付けて、塗装。取っ手を付け、マグネットキャッチを上下2箇所に設置したら、隙間テープで隙間を塞いで完成。
それでは詳しい手順を説明しますね。
ドアにつける網戸のdiy工程
中央にも表と裏から木材をはめると、補強になります。
彫れたら、ネジで取り付けます。木枠は少し小さめに作ったので、実際に取り付けると隙間ができています。隙間テープは下につけたくなかったので、下はぴったり合わせ、隙間は上になるように蝶番で取り付けました。
まず磁石のついた大きい方を、外側からつける位置に印をつけて、ビスで固定します。次に小さい板のようなものを網戸につけます。
上には隙間がありますので、このようにしてマグネットキャッチを取り付けました。
網戸政策に使った材料と費用
出来上がり網戸のサイズ 縦1700mm・横600mm
木材(ヒノキ材) | 1920mm(長さ)×9㎜(厚み)×24mm(幅) | @288円×3本 | 864円 |
1920mm(長さ)×6㎜(厚み)×24mm(幅) | @228円×3本 | 684円 | |
蝶番 | 二組セット | 250円 | |
マグネットキャッチ | @46円×2個 | 92円 | |
隙間テープ | 幅6mm×高さ6mm | @400円×2個 | 800円 |
取っ手 | セリア購入品 | @100円×2個 | 200円 |
合計 | 2,890円 |
ヒノキの板を9mmの板と6mmの板の2種類を買ったのには意味はなく、ただ単に在庫がなかったからです。本当は9mmのもので揃えたかったのですが、本数がなかったので、6mmの板で代用しました。
板の幅は24mm。細い板なので切断もしやすく、軽くて安く買えましたが、少し安定感が乏しい感じもしました。大きいドアの場合は、もう少し太い木材を使った方が良いかもしれません。
網戸用の網は家にあったものを使ったため、合計金額には入っていませんが、調べたら2mのものが400円くらいで売っていました。
塗料やビスなども家にあったものを使いましたので、この金額の中には入っていませんが、全部揃えたとしても5,000円あれば作れると思います。
まとめ
以前のこの場所には、ホームセンターで購入した後付けタイプのローリング網戸をつけていました。枠を両面テープで接着するタイプのものでしたが、2年くらいでダメになってしまいました。
中から見ると、黒いステンレスのドアを、ナチュラルな木枠がいい感じで隠してくれます。この雰囲気、なんとなく漂う木の香りにも癒されています。
DIYの良さはぴったりはまるが作れるところ。ジャストサイズの網戸を作ってみてはいかがでしょうか?どなたかの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。