ビニール感の強いダイノックシート。ミッチャクロンというプライマーを下塗りすれば、このシートの上にペンキを塗ることができます。使ったペンキの種類や量。色味や作業工程、どのように仕上がるかなど、参考になれば嬉しいです。
ドアの色を変えておしゃれに!ペンキの塗り方は?
スプレータイプとハケで塗るタイプのものがあって、両方使ってみました。スプレータイプは楽なのですが、すぐになくなってしまうので、ハケで塗るタイプに変えました。
たくさんのドアを塗る場合のコスパを考えると、こちらの方が良いと思います。
ドアノブなど、外せるものがあれば外しておきます。
ドアを外して塗ることもできますが、外した扉は重いですし、壁に立てかけたり、養生して寝かせたり・・塗る場所を確保しなくてはいけなくなります。また、外した扉を元通りに建てつけるのも難しいことがあります。
蝶番の調整は結構面倒ですし、扉が傾いてしまったりということもあります。そんな理由から、私はほぼ外さないで塗りました。きちんと養生すれば外さなくても塗ることができますよ。
クローゼットの扉も外さずに塗った方が楽でした。とても重いので、外してからの扱いが大変です。端に寄せて、塗れるところを塗ってから乾かして、反対側に寄せてから残りを塗ると楽でした。
外してから塗りたい!という方は、こちらの記事でクローゼットの扉の外し方を書いています。よかったらご覧ください。
クローゼットの滑りの悪さを解消する方法
ドアに塗ったペンキと使った量
それでは実際に使ったペンキを紹介します。
ミルクペイントforウォール
ジンジャーシロップ
アマゾンで購入しました。少し緑がかった色でした。明るいところではみどり感が強く、暗い場所ではベージュ感が出ました。2Lのものを購入して、塗ったのはクローゼットが2箇所と、引き戸が2箇所、ドアが 1箇所です。
5箇所塗ってこれだけあまりました。
ミルクペイント
ヘンプベージュ
ホームセンターのカインズ。店舗で購入しました。私的には一番好きな色でした。落ち着いた感じのベージュです。450mlを購入したのですが足りなくなり、200mlを買い足しました。
塗ったのはこちらの2箇所のドア。
後から買った200mlのボトルは、ほとんど余っていますので、ドアが2枚で500mlくらいでしょうか。
イマジンウォールペイント ボタニカラーズ
ヤマザクラ
楽天で購入。このシリーズもとても素敵な色がたくさんあって、ものすごく迷いました。こちらはサンプルがあるので取り寄せてみました。実際塗ったものは画面で見るのとまた違いますし、塗った直後と乾いた後も違います。
ヤマザクラは、パソコンの画面ではベージュ感を感じましたが、実際はくすみピンクでした。明るいところ、暗いところ、昼と夜でも印象が違います。
ミルクペイントの方が若干塗りやすいような印象があります。2Lの缶を購入して、塗ったのはクローゼットが1箇所、玄関の靴箱、引き戸が1箇所、ドアが3箇所です。
こちらの2枚のドアは、イマジンウォールペイントボタニカラーズ ヤマザクラをベースに少し白を重ね塗りして、キシラデコールで影をつけるように塗りました。エイジング塗装っぽくしてみました。
6箇所塗って余ったのはこのくらいです。
家中の扉を塗った費用は?
ミルクペイントジンジャーシロップ | 2L | 5,826円 |
ミルクペイントヘンプベージュ | 450ml | 1,580円 |
ミルクペイントヘンプベージュ | 200ml | 880円 |
イマジンウォールペイントボタニカラーズ ヤマザクラ | 2L | 6,160円 |
ミッチャクロン | 1L | 2,980円 |
養生テープ | マスカーやマスキングテープ | 2,000円 |
ハケ | 3本 | 500円 |
合計 | 19,926円 |
失敗!?ドアに塗ったペンキの落とし方
紹介したペンキは水性ですので、間違って塗ってしまったところはリカバリーできますし、失敗した!と思っても落とすことができます。
台所で食器洗いに使う中性洗剤を使います。霧吹きなどに洗剤を入れて、水で薄めたものを落としたい箇所にシュシュっと吹きかけて、雑巾でゴシゴシ拭くだけです。
逆にいうと、頻繁に水拭きする箇所に水性ペンキを塗ってしまうと、掃除ではがれてしまうかもしれないので、注意が必要ですね。
ドアに塗ったペンキは剥がれる?
ミッチャクロンという強力なプライマーを使って施工しましたので、普通に使っている分には、今のところ剥がれることはありません。ただ建て付けが悪い場所や、ものを強くぶつけたりした場合、また、水がかかってしまった場合は剥がれることもあります。
余ったペンキは処分せずに、スクリュー容器などに移して保管しておくと良いですね。はがれてしまったところは小さなハケで重ね塗りすれば綺麗になります。
私もクローゼットの扉と扉の接触部分がはがれてしまったので、建て付けの調整をした後に、重ね塗りをして乾燥させたら、剥がれることはなくなりました。
まとめ
ミルクペイント3L弱、イマジンウォールペイント2Lで家中の扉を塗ることができました。下地処理と養生、塗装まで1箇所3時間くらい。あいた時間に少しづつ、2ヶ月くらいかけて塗り進めました。
家の中が少しづつ素敵になっていく経過を、無理なくゆっくり、楽しみながら進めるのもDIYの醍醐味かな〜と感じます。色選びがとても迷うところですが、施工例をたくさんみたり、サンプルなど少量を購入して試してみるといいかもしれませんよ。
少しでも参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございます。