クローゼットの滑りの悪さを解消する方法

我が家にはクローゼットが3箇所ありますが、滑りが悪くなったのは、やはり開け閉めの回数が多い場所でした。数年前にメーカーに連絡をすると、提携する業者らしき人がきて、その方に数万円を支払い直してもらったのですが、1年も経たないうちにまたスムーズに開け閉めできなくなってしまいました。

そこで自分でどうにかできないかと調べてみると、とても簡単に、しかも安く直すことができましたので、紹介したいと思います。
youtube動画はこちら

クローゼットの滑りの悪さの原因

まず扉を開け閉めしたときに、滑りの悪さの原因がどこにあるか観察します。音がする場所、引っ掛かりが起こる場所など、よく観察すればわかります。我が家のクローゼットは、明らかに下の方で引っ掛かりが起きていて、ギギーっという嫌な音も下の方から聞こえていました。

加えて、レール部分が削れてしまっているような感じです。

クローゼットの扉の滑りが悪い

下がどうなっているか、扉を外してみないとわからないので、扉を外してみます。

クローゼットの折戸の外し方

クローゼットの折戸の外し方は、意外と簡単です。ただ、外した扉はとても重いので、十分に注意してくださいね。できれば数人でやった方が安全です。(私は一人でやりましたが・・・苦笑)

また、周囲の床や壁を傷つけないように、柔らかい毛布などを敷いておくようにしましょう。

クローゼットの上のレールを見てください。このような連結部分を見つけることができると思います。右側の短いレールを取ることで、扉を外すことができます。

クローゼットの扉の外し方

見えているネジを外すと、このように外れました。

クローゼットの扉の外し方

レールが外れたら、扉を斜めにして上のレールから外し、続いて下のレールからも外します。外れたら倒れないようにしっかりと持ち、床にそっと置きましょう。

クローゼットの扉の外し方

問題のない方の扉と比較すると一目瞭然

扉を倒してみると、レールと連結して扉を支えている部品が二つ付いていました。おそらくこの部品が壊れているのだろうと予想ができるのですが、どこが悪いのかイマイチわからない・・・。なので、正常に動くもう一つの扉も外して比較してみることにしました。

クローゼットガイドローラー

すると、明らかに滑りの悪かった方の扉の部品が摩耗していることに気付きます。部品は穴に刺さっているだけなので、引っ張るだけですぐに抜くことができました。新しい部品を探すためにサイズを測ります。同じサイズでないとレールにはまらなかったり、本体の穴に入らなかったりするので、しっかりと測り、同じものを探しましょう。

部品の名前は、クローゼットガイドローラーとか、ランナーとか呼ばれています。

クローゼットの不具合箇所の部品はこれ

ネットで探すと、同じサイズのものを割と簡単に見つけることができました。一つ800円ほどなので、二つで2,000円もかかりません。あとは壊れた部品を引っこ抜いて、新しいものを押し込むだけです。古いものが抜けにくい場合はペンチなどで挟んで引っ張ります。

クローゼットガイドローラー

新しいものが入りにくかった場合は、トンカチなどで軽く叩いてあげれば入ります。いずれも本当に簡単にできました。あとは扉をもとの場所にはめるだけです。

外れたクローゼットの扉の戻し方

扉をはめるのも割と簡単で、外した時と逆の作業をしていくだけです。ただ、ここでも扉の重さに注意してくださいね。けがをしないように慎重に寝かせた扉を立ち上げます。

まずは下のレールに扉を乗せます。扉を斜めにして上のレールにはめます。この時上の金具が水平になるようにしましょう。上のローラーがレールに対して水平になったら、扉を少し持ち上げればレールにはめることができます。

クローゼットの扉の外し方

レールにはめることができたら、動きを確認して、問題がなければ外したレールを元に戻して、ビスを入れ直します。これで修理は完成です。

クローゼットの扉の外し方

まとめ

扉を外すのと戻すのが、重くて大変でしたが、思ったよりも簡単に直すことができました。そもそも数年前に来た業者さんは、なぜ部品を変えてくれなかったのだろう?という疑問が残りますが、次からは自分でできる範囲ではないかを考えてから頼もうという教訓になりました。

部品を交換した扉は、気持ちいい滑りで開閉はとてもスムーズ。ストレスが一気になくなりました。毎日使うものは、いい気持ちで使いたいですよね!もしも同じような症状の方がいましたら。挑戦してみてはいかがでしょうか。

参考になりましたら大変嬉しく思います。最後まで読んでくださってありがとうございます!