DIY漆喰塗り。初心者の疑問と失敗しない方法を総まとめ

真っ白な漆喰壁に憧れて、初心者の私が初めての左官に挑戦しました。全くの素人ですが、大きな失敗なく仕上げができたのは、プロの方やDIYで施工した方の動画やブログ記事などのおかげです。

自分でやり終えて見ると、新たな発見や、「あぁこういうことだったのか!」という再確認する点がたくさんありました。実際にやってしまった失敗や、改善点などをまとめましたので、これから挑戦する方の参考になったら嬉しいです。

DIY漆喰塗り。初心者の疑問と失敗しない方法を総まとめ

まずは結果からまとめますと、初心者の私が漆喰塗りをやる前にもった疑問と、一部屋やり終えて実感した答えや失敗しない方法はこんな感じになります。

ビニールクロス(壁紙)は剥がした方が良いか

剥がさなくてもできますが、剥がした方が良いです。

漆喰下地にシーラーは塗るべきか

壁紙を剥がしたら、シーラー塗りは必須です。

漆喰は一二度塗りしなくちゃいけないの?

初心者が一度塗りで綺麗に仕上げるのは不可能です。

漆喰は危険ってほんと?

扱い方によっては危険です。

 

それでは、ここから各項目について詳しく書いていきますね。

漆喰をクロスの上から塗るとこうなる

今の住宅の壁紙のほとんどは、ビニールクロスが貼られています。紙製のクロスを使われている場合もありますが、紙製の壁紙の上には漆喰は塗れませんので、確認してくださいね。霧吹きなどで水をかけてみて、水を吸い込むものは紙製の壁紙です。

私の家もビニールクロスでしたので、壁紙を剥がさずに漆喰を塗ってみました。台所用の中性洗剤で薄めた水で綺麗に掃除したあと、漆喰を塗りました。まず感じたのは「塗りにくい」ということ。

壁紙に凹凸があったので乗りが悪く、落としきれなかった汚れを隠すために、すごく厚塗りになってしまいました。(四度塗りしてやっと終わることができた)

厚塗りになってしまうとコスト面が問題になります。それと仕上がった感じはかなりデコボコした感じになりました。これも味と考えれば良いかもしれませんが・・・。

結論
ビニールクロスの上から漆喰は塗れました。凹凸のある壁紙や汚れやシミが目立つ状態の壁紙の場合、やりにくいし厚塗りになります。

漆喰下地にシーラーは塗るべきか

シーラーの役割は、塗料の乗りをよくする役割と、壁から出てくる灰汁(アク)を閉じ込める役割があります。灰汁は本当に厄介で、黄色いシミのようなものが浮き上がってきて、せっかく苦労して塗った壁が台無しになってしまいます。

私はビニールクロスの上からは塗りにくいとわかってからは、壁紙をを剥がして石膏ボードの上からに漆喰を塗ることにしました。シーラーの説明書には2度塗りをして、完全に乾燥したらOK(24時間くらいおく)、とあったのでその通りに施工しました。

大体は綺麗に塗れたのですが、それでもところどころに灰汁が出てしまいました。真っ白い壁に黄色いしみ・・・。がっかりです。そんなわけで途中からシーラーは3度塗りしました。まぁ築年数や下地の状態にも夜のかもしれませんが、やっぱりシーラーは必須だと思います。

ちなみに所々浮き出てきたくらいなら、さらにその上から漆喰を重ねることで消すことができます。漆喰が完全に乾いてから、灰汁が気になるところに再びシーラーを塗り、乾燥させてからハケで漆喰を重ね塗りしたら、綺麗になりました。

結論
シーラーは絶対に塗った方が良いです。

漆喰は二度塗りすることで綺麗になる

これはやってみるとその意味がわかると思います。左官業の方が塗っている動画をみると、簡単そうに見えるかもしれませんが、扱いが本当に難しい。なので、初心者が一度塗りで綺麗に仕上げるのは不可能かと思います。

一度塗りをしたら少し乾燥させて二度塗りをします。乾燥の具合もなかなか難しくて、完全に乾く前(指で触った時に少し湿ってるかな?と感じるくらい)のタイミングで二度塗りを始めます。

一度塗りの乾燥が短いと、二度塗りをしても最初に塗った漆喰が動いてしまうので、適度に乾燥をしてからというのがポイント。二度塗りを始めると、「わぁ〜綺麗になっていく!」と感じられると思います。

二度塗りした後も気になる箇所(綺麗にできなかった箇所)があった場合、所々三度塗りで仕上げることもあります。

結論
漆喰塗りは二度塗りが基本。

漆喰が危険と言われる理由

漆喰は消石灰を主成分としています。体育の時間に白い線を引いていたやつを知っていますでしょうか?あれはライン引き石灰という名前で販売されていますが、あれと同じようなものだと考えてください。

主成分が消石灰である漆喰は、とても強いアルカリ性です。私も時々素手についてしまったことがありましたが、指先がシワシワになってふやけたような感じになってしまいました。

なので、手はもちろん手袋(ビニール製のもの)を付けて作業し、目に入らないように保護メガネなどを付けて作業するのが良いです。また、余った漆喰を水道で流してしまうと、管の中で固まってしまう可能性があるのでNGです。

結論
雑な扱い方をすると危険ですが、しっかりとした保護をすれば大丈夫です。

まとめ

DIYで初心者でも漆喰塗りができます。私が初めて漆喰塗りに挑戦し、失敗したことや、やっていて「そういうことか」と思ったことをまとめてみました。クロスの上から塗ると難しくたので、壁紙を剥がし、シーラーを二度塗りしても灰汁が出てしまったりと失敗もたくさんしました。

私の経験が、これから漆喰塗りに挑戦する方の参考になれば嬉しいです。興味があればこちらの記事も合わせてどうぞ。
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