壁と床の境目に貼られている板を巾木と言います。我が家の巾木は、板にシートを貼り付けてあって、築10年が経過したあたりで、そのシートがところどころ剥がれかけている状態でした。
シートを張り替えようと考えていましたが、マスキングテープでリメイクできることを知って、やってみることに。貼る時にちょっとしたコツがあるのですが、割と綺麗に、しかも安くできるのでお気に入りです。
使用したマスキングテープはmt casa
マスキングテープと言ったら、塗装などの時に養生で使うものというイメージがありますが、これはリメイクを楽しむための、インテリア用マスキングテープです。和紙のような感じもあり、透け感もなくしっかりしています。
巾が10cmあり、巾木をすっぽりと覆うことができます。巾100mm、長さ10mのマットホワイト。こちらを2巻購入しました。通信販売でも購入できますが、ホームセンターにも置いてあるところが多いです。ニトリなどでも見たことがあります。
壁紙を貼るののと同じ要領なので、道具も壁紙を貼った時に使ったもの。地ベラ、ハケ、スクレイパー、コーキング材、カッターです。
地ベラ。上下をカットするときに使います。
スクレイパー。両端をカットするときに使います。
ハケ。マスキングテープを密着させる時に使います。
コーキング材。隙間を埋めて綺麗に仕上げます。
マスキングテープの巾木への貼り方
マスキングテープでリメイクするときのコツ
ふわっと乗せて上を固定する
このマスキングテープは、粘着力も普通のものよりあって、貼るときにテープどうしがくっついてしまったり、ヨレてしまうと修正が難しいところが注意点です。ふわっと乗せてから上の部分を固定して、上から下になぞります。ヨレがなく貼れたらハケで密着させます。
曲がってしまったら仕切り直し
それから、長い距離を続けて貼ろうとすると、だんだんと曲がってしまい、修正が難しくなります。そんな時は無理に続けようとせず、一度切ってしまい、軌道修正をしてからつなぎ目をジョイントカットで処理するのが良いです。
上向きに曲がってしまい、下の余り部分が狭くなってしまっているので、一度カットして仕切り直しをします。
続いて、重ねるように貼ってスタートさせます。
重なった部分の真ん中を、2枚一緒にカットします。
重なり部分を取り除いて、2枚を密着させたら出来上がり。
カッターの刃はこまめに折る
マスキングテープは薄くて切りやすいのですが、切り損ねて手でちぎったりすると、破れたり仕上がりが汚くなってしまいます。カッターの刃はこまめに折って、常に良い切れ味を保つことがポイントです。
まとめ
綺麗に貼られていた巾木のシートですが、劣化して剥がれてくると、接着剤などではなかなか綺麗に修正することができませんでした。マスキングテープでのリメイクは想像以上に綺麗な仕上がりで、「塗ったの?」と言われるくらい。
壁紙を貼ったことのある人なら、簡単に貼れると思います。初めての人でもコツを掴めば簡単です。最初は失敗するかもしれませんが、やり直すこともできますし、お安くできるので気軽にチャレンジしてみるのも楽しいと思いますよ。