自作アジャスターで激安!壁面収納棚をDIY

こども部屋にまんがの本棚が欲しい!というリクエストに応えて、壁面収納の棚を作成することにしました。市販品のアジャスターを購入することも考えたのですが、割と簡単に自作できそうなので、自分でアジャスターも作成して完成しました。

市販品を使うよりもかなりお安くできるので、一手間かけた手作りアジャスターで壁面収納を作ってみませんか?

ディアウォールやラブリコを検討

まず考えたのは市販品のアジャスターです。ディアウォールやラブリコという名前で売られている人気商品ですね。魅力的なのはその手軽さ。木材にはめ込んで壁に立てかけたあと、締めて固定するだけです。

これならホームセンターで、木材を購入して、自分の希望のサイズにカットしてもらってから持ち帰れば、簡単に柱を立てることができますね!と、いうことで、買う気満々でディアウォールとラブリコを比較してみました。

※公式サイトでの比較です。

サイズ 価格
ディアウォール 2×4、1×4、2×6、1×6 ホワイト、ライトブラウン、ダークブラウン、ブラック 1,500円〜(上下1組)
ラブリコ 2×4、1×4 オフホワイト、ブロンズ、ヴィンテージグリーン、ブラック、 1,000円〜(上下1組)

ここで私が作ろうとしている漫画サイズの棚を作るには、2×6が最適ということがわかりましたので、選択肢としてラブリコは消えました。ディアウォールの方は2×4サイズなら、アマゾンでは1,000円ほどで販売されていましたが、私の欲しい2×6は1,500円ほどしました。

柱が2本必要なので、アジャスターだけで3,000円かかることになります。それでも設置が簡単という点では良い商品ですよね。ちなみに2×4のものはホームセンターでみかけました。2×4用のものなら1,000円前後で買えますね。

ラブリコ
ディアウォール

漫画収納用の棚のサイズと設計図

実際に持っている漫画の本のサイズを測ると、横幅が12cmのものがほとんどでした。青年コミックサイズだと13cmほどですので、14cmくらいの棚板にしたい。そうすると柱に2×6を使い、棚板に1×6を使うとぴったり希望のサイズの棚ができそうです。

2×6、1×6は、共に幅14cmの木材なので

天井から床までの高さが2420mmでした。柱となる部分は、そこから50mm短い2370mmにします。アジャスターの部分は柱と同じ2×6材を25mmにカットして使います。棚板の幅は53cmくらい。棚の一段の高さは23cmにしました。

壁面収納設計図

これを元に購入した木材がこちら。

壁面収納の柱
壁面収納の棚板
ホワイトウッド2×6 8F(2440mm) @1,390×2本 2,780円
ホワイトウッド1×6  6F(1830mm) @549×2本 1,098円
合計 3,878円

ホームセンターで木材を購入すると、木材カットをしてくれるので、いつも利用しています。自分でやると大変な木材カットも、綺麗にまっすぐ切ってくれるので作業の短縮化ができますね。

壁面収納

ディアウォールやラブリコの代用品を作る

購入した部品はこちら。

アジャスターの材料
アジャスターの材料
アジャスターの材料
六角ボルト M8 長さ70 @36円×2本 72円
六角ナット M8 @8円×4個 32円
丸座金 M8 @8円×4個 32円
合計 136円

アジャスター用にカットした25mmの2×6材に、このように×印を書いた真ん中に穴を開けます。まずはザグリ加工(六角ボルトの頭が出っ張らないように).15mmのボアビットを使用します。400円くらいだったと思います。

アジャスター自作
木工用ボアビット
ザグリ加工
ばってんの真ん中に、六角ボルトの先端が埋まるくらいの深さを掘ってから、9mmのドリルで穴を貫通させて出来上がり。

自作アジャスター
ザグリ加工をしたところ
自作アジャスター
9mmのドリルで穴を貫通させて・・
自作アジャスター
できました!
これに購入したナットとボルトと丸座金を取り付けます。
アジャスターの材料
アジャスター2個分の材料です
自作アジャスター
ザグリ加工をした方を下にするとこんな感じ
自作アジャスター
まずはボルトを差し込む
手作りアジャスター
丸座金をはめて
手作りアジャスター
ナットをはめたら
手作りアジャスター
しっかり締める
手作りアジャスター
さらに、ナット、丸座金の順にはめたら出来上がりです
手作りアジャスター
横から見るとこんな感じになりますね

続いて柱の方に、アジャスターを差し込む穴を開けます。

アジャスター取り付け
アジャスターと同じようにばってんを書いて
アジャスター取り付け
穴の深さは50mmくらい。ドリルビットにマスキングテープを巻いて
アジャスター取り付け
目印のところまで穴を開けました
アジャスター取り付け
アジャスター取り付け
ぴったり!

突っ張り式だから賃貸でもOK

この壁面収納は、簡単に言うと床と天井を突っ張り棒の原理で固定するものです。設置も取り外しも簡単にできるので、賃貸でもOKです。かなりしっかり固定されるので、床と天井に傷がつかないようにフエルトのシートを貼ると安心です。

オールドウッドワックスで塗装してからシールを貼りました。

オールドウッドワックス
伸びが良くて塗りやすいワックスです
オールドウッドワックス
雰囲気のある仕上がり
壁面収納
壁面収納

取り付けもとっても簡単

本体が出来上がったので、早速取り付けてみます。床に対して垂直に設置できるように、水平器を活用して取り付けます。

壁面収納
まずアジャスターを下げた状態で壁に立てて
壁面収納
ナットを手でくるくると回して
壁面収納
最後はしっかりと締めます
壁面収納
まっすぐになるように
壁面収納
BEFORE
壁面収納
AFTER

棚板を入れて完成!ビクともしない強度

ここに6枚の棚板を入れます。1×6材は柱と同じ幅で、厚みが半分の木材です。コーナークランプを使って固定し、水平器で確認しながらビスどめ。

漫画の壁面収納
漫画の高さに合わせて、棚の高さは23cmにしました
漫画の壁面収納
コーナークランプで直角をキープ
水平器
棚作りに水平は重要
ビス
こんな感じで固定

できました〜
壁面収納
漫画の他にCDなんかも奥行きぴったり。強度を心配していましたが、かなり頑丈でビクともしません。しっかりしたアジャスターが出来上がっていると思います。

まとめ

かなり大物で、作成はとても大変な予感もしていましたが、実はすごく簡単で、あっという間にできてしまいました。アジャスターの部分は一つ70円くらいでできますので、ラブリコやディアウォールよりも格段に安くすることができます。

向きを変えたり、もう少し工夫をすれば部屋の間仕切り収納もできるのではないかと思います。