お風呂の棚はいらない!?自分で取り外してみた

家を建てた時に備え付けられていた棚は、カビもつきやすくお掃除も大変でした。鏡の黒い点々も長年気になっていて、鏡の交換も考えていましたが、いっそのこと棚ごと外してみたらどうだろう・・。

棚の撤去、新しい鏡の取り付けまで自分でやることができました。やってみたら意外と簡単にできたので、その方法をご紹介します。

お風呂の鏡の黒い点々は?

お風呂の鏡に付いた黒い点々の正体は、カビではなくてサビ。これは鏡の奥の方で起こっているものなので、表面をいくらこすってもダメなんですね。残念ですが、ここまでくるとお掃除でなんとかなるというものではないようです。

鏡を交換したい!と、まず思ったのですが、我が家のバスルームの鏡は、備え付けの棚に接着されていました。よく考えたら、この棚も特に必要ないのでは?と思い、ところどころ壊れていたこともあって、撤去することに決めました。

鏡の外し方

お風呂の棚は数箇所のビスで固定されているようでした。そのうちいくつかは鏡の裏側にありそうなので、まずは鏡を棚から取り外す作業です。まず、鏡を支えている金具を上にスライドさせます。ちなみに下の金具は動かないので触らなくてOKです。

隙間からドライバーを差し込んでみると、ぺりっという音がしました。鏡の裏側も何かで接着されているようです。

お風呂の鏡の取り外し方
お風呂の鏡の取り外し方

鏡を外すときは、荷造り用のPPバンドというものを、鏡の裏に通すと良いそうです。鏡を接着するときに、ミラーマットと呼ばれる分厚い両面テープや接着剤を使うのですが、それを切断して剥がすということらしいです。

PPバンドがなかったので、家にあるものでできないか・・・。まずは針金でやってみましたが、すぐに針金が切れてしまいました。次に100均で買った茶色の紐。途中で切れてしまいましたが、針金よりは手応えあり!何回かやったら接着剤を切ることに成功!

お風呂の鏡を外す
100均の紐

接着剤を切り離せたら、金具からそっと外せばOK。外した鏡の裏側はこんな感じで、しっかりとテープが貼ってありました。一方、棚の方は鏡の裏側にあったねじが出てきました。これを外してみます。

鏡の裏側
お風呂の棚を外す

棚を外すとビスの跡が・・・

ネジは全部で6箇所。それを全て外しました。が!外れない!棚も接着剤でとめられているような感じです。もうここまできたら後戻りはできないので(笑)強引に引き剥がすとなんとか外れました。

ネジ穴の周りのコーキング材(白いゴムのようなもの)を一度綺麗に剥がし、ビスを戻してから新しくコーキング材を塗り、ビスを隠すキャップのようなものを買ってきてビス穴の跡を隠しました。

お風呂の棚を外した
ビスカバー

棚を外すという目的は達成したけど、このビス穴をどうにかしたい・・。

ということで、このビス穴を使って、シャワーヘッドを引っ掛けるためのシャワーフックと、新しい鏡を設置することにしました。シャワーフックはホームセンターで1000円くらい売っています。右側の真ん中の穴にビスで取り付けました。

新しい鏡を注文

6箇所あるビス穴のうち、左下にある4箇所のビス穴を利用して、新しい鏡を取り付けることにしました。鏡はホームセンターにも売っていますが、合うサイズがみつかりませんでした。

そこで、サイズをオーダーできる鏡の専門店をネットで発見。黒い点々が出にくい、防錆加工をしてある、浴室用の鏡がありました。鏡の交換なんてそんなにしょっちゅうしたくないので、防錆加工をしてある方がいいですね。

鏡の販売.COMさんで購入。

まずは鏡を固定する金具をホームセンターで買ってきてビス穴に止め、鏡のサイズを考えます。マスキングテープで位置決めしてからサイズを測り、オーダーをしました。

お風呂の鏡の取り付け

お風呂の鏡の取り付け方

鏡を取り付けるためのミラーマット、速乾ボンド、防水シリコーンも購入しました。届いた鏡はサイズぴったり!早速取り付けます。まずはミラーマットを貼る位置に速乾ボンドを塗り、3分ほどして乾いたら、ミラーマットを貼ります。

お風呂の鏡の取り付け
お風呂の鏡の取り付け

ミラーマットがしっかり貼り付いたら、下の金具で支えるように鏡を置き、マスキングテープの位置からずれないように鏡をはめます。下の金具は元々あったビス穴を利用しているため、きちんと平行になっていて、鏡が斜めになることはないので安心です。

最後に上の金具を押し下げて固定し、しっかりと粘着するように、ぎゅっと押し付けます。今回は防錆加工のしてある鏡を使っていますが、鏡の周りをコーキングして防水します。

鏡のフチと壁側をマスキングして、コーキングガンでコーキングを流し入れたら、ヘラで平らにします。コーキング材が乾かないうちにマスキングテープを剥がして完成。

コーキング
コーキング

コーキング材を入れたら素早く平らにするのがコツ。何度もいじるとボコボコになってしまうので、なかなか難しいです。綺麗な仕上がりにならなかったので、何度か上塗りしてやっと納得できました。

MEMO
コーキングは中途半端にして、中に水が入ってしまうと、返って水が抜けずにサビやすくなってしまいます。隙間なくしっかりコーキングすることが大切です。
今回はビス穴を埋めたいという理由から、金具で固定する方法を選びましたが、壁と鏡の隙間が大きく空いてしまい、しっかりコーキングするのが大変でした。ビス穴を隠すようなサイズの鏡を購入して、金具を使わずミラーマットのみで接着する方法でもよかったかも?

それでも出来上がりは大満足♪棚を固定していたビスは4箇所見えていますが、さほど違和感はなく、スッキリした印象になりました。
お風呂の棚を外す

鏡の処分方法

鏡の処分の仕方は自治体によって違いますので、お住いの地域の処分方法を確認してください。割って一般ごみに出せるなら、鏡がすっぽりと収まるようなしっかりとした袋に入れて、袋の上からカナヅチなどで割りましょう。

長袖、長ズボン、軍手をして、注意して行ってください。布団を収納できるような、大きめの袋がおすすめです。お庭があれば外で行った方が良いですね。小さくなったら袋ごと折りたたみ、布でぐるぐる巻いてゴミ袋へ。「ガラス危険」などの注意書きをしておくと安心です。

まとめ

あるのが当たり前と使っていたものも、ない方が手間が省けるものも家の中にはたくさんありそうです。今回棚を外すことにより、見た目もスッキリ、お掃除もしやすくなりました。

ビスを使って取り付けてあることが多いので、撤去した場合ビス穴が残ります。外した後に何もつけない場合は、穴をコーキングしてビスを隠すキャップをしておけばOKです。