インターネット回線の選び方は、持ち家の場合と賃貸物件の場合とでは少し考え方が違います。工事をして光回線を通せば、安定して利用できますが、大家さんの許可が必要な場合もあります。工事をせずに使えるタイプのものは、手軽で魅力的ですがデメリットもあります。
実際にどの方法でネットに繋ぐかは、自身のインターネットの使用目的や、建物などによって変わってきますので、どれが自分に合っているのかを理解した上で、契約するのが良いですね。この記事では、実際に色々と使ってみた感じをレポートします。参考にしていただければ嬉しいです。
工事不要のネット回線は速度制限に注意
工事不要のネット回線は、工事が不要で、届いたら簡単な設定をすればすぐに使えるというところが魅力的です。ですが、一番気をつけなくてはいけないのは、速度制限。3日で10GBを越えると、ものすごく遅くなるという点です。
高速データ通信容量上限なし
おすすめ!ギガ放題プラン
アピールポイントがこのくらいの文字で書かれているとしたら、その下ーーの方に
「3日間で10GB以上となった場合制限します。」
このくらいのちっちゃな文字で目立たないように書かれています。
慣れている人なら常識なのかもしれませんが、初心者はここでやられます。私も知らずに契約してしまいました。この速度制限がかかると非常に遅くなりますので、これに引っかかりそうな人は注意してくださいね。
工事不要のネット回線を検討する前に、自分がどのくらいのデーターを使っているのか、把握すると良いですね。無線のネット回線は外出先でも使えることと、引っ越す時もそのまま持っていけばいいだけなので、手軽で便利というところがメリットです。
工事不要のネット回線として代表的な、ワイモバイルのポケットワイファイと、WiMAX2+を、実際に使ってみましたが、WIMAX2+の方が断然よかったです。この二つについて、まずは解説しますね!
ワイモバイルのポケットwifi
アドバンスモードで無制限?
ワイモバイルのポケットワイファイの契約プランはPocket WiFiプラン2(さんねん)で、データー量は7GBです。データ使用量が7GBまでは問題なく使えました。ですが7GBを越えると、次の月までずっと低速になってしまいます。
そこで、アドバンスオプション(648円)というオプションが必要になってきます。これに加入すれば7GBを超えても高速で使えるというものでした。料金の内訳は以下の通りです。
基本料 | 3,696円 |
アドバンスオプション | 684円 |
機種代金(36回払い) | 1,150円 |
家族割 | -500円 |
月額割引 | -1,046円 |
合計 | 3,984円 |
7GBなんて、あっという間に使ってしまうので、アドバンスオプションをつけましたが、これには対応エリアがあり、対応エリアでも繋がりにくい場所があるので注意が必要です。実際に家では問題なく使えましたが、外で使った時に、繋がらないな・・と感じたことがありました。
解約時にかかるのは契約解除料だけじゃなかった
更新月以外で契約を解除する場合、契約解除料がかかるのは知っていましたが、月額割引の残金も上乗せされるというのはびっくり。
月額割引回数は全部で36回なのですが、残り10回分あるから、今解約するならそれを上乗せして払ってねということなのですが・・・なんだか腑に落ちないような気持ち・・・。一見、美味しいキャンペーンでも、意外と落とし穴があるので注意してくださいね。
契約解除するときにかかる金額はこんな感じです。利用期間2年3ヵ月。機種代金の割賦残高がなくなった状態での金額です。
月額割引残金額 | 11,500円(残り10回分) |
契約更新月以外の契約解除料 | 9,500円 |
合計 | 21,000円 |
とくとくbbのWimax2+
ワイモバイルのポケットワイファイに比べると、Wimax2+の方が家の中でも外出先でも、比較的繋がりやすく安定しているように思います。ですが、月々の支払い額やキャッシュバックの受け取りについていくつか注意点があります。
安すぎるキャンペーン広告に注意
WAIMAX2+は、GMOのとくとくBBのお得なキャンペーンを利用すると、安くできるという口コミが多かったので、こちらのプロバイダで契約しました。ホームページには月額2,590円〜と書いてありましたが、実際はこんな値段にはならないんだろうな〜。と今までの経験から思いました。
ギガ放題お試しキャンペーン(-719円)は最初の2ヶ月だけ。3ヶ月目の支払い明細はこんな感じです。機種代金が0円というのはお得ですね。
WiMAX2+ギガ放題(3年)接続サービス | 5,333円 |
Wi-Fi(公衆無線LAN)接続オプション | 398円 |
WiMAX安心サポート | 330円 |
WiMAX2+ おトク割キャンペーン割引 | -645円 |
合計 | 5,418円 |
やっぱり、予想してた金額より高い・・。
実際の契約書には、月額4,263円(税抜き)と書いてあります。なぜ?と思って、サポートに問い合わせた返事がこちら。
「契約書記載の月額4,263円(税抜き)につきましては、キャンペーン等の割引後の金額となります。請求明細に記載の5,333円については上記キャンペーン等の割引前の金額でございます。」
11ヶ月後にもらう予定の、31,700円のキャッシュバックの分を考慮されての金額なのでしょうか? だとするとキャッシュバックはしっかりもらわないと、ものすごい損をします。
キャッシュバック受け取りの注意点
キャッシュバックは端末発送月を含む11か月目に、メールでお知らせがあるようです。なんだ!じゃぁメールを見逃さないようにチェックしておけばいいんでしょ?なんて、放っておいたら、確実にもらい損ねます!
なぜかというと、メールの宛先がGMOとくとくBBのWEBメールだからです。
基本メールアドレス宛にキャッシュバック特典の案内メールを送信します。と説明されていますが、この基本メールアドレス=GMOとくとくBBのWEBメールなんです。
しかも基本メールアドレスは普段使っているGメールなどに変更不可。さらにログインにはメールパスワードが必要です。
キャッシュバックをもらうための手順がわかりにくくて、面倒臭いのですが、もらわないと大損ですのでしっかりチェックしておいてくださいね。基本メールアドレスは、BBナビ会員ページのお客様情報のページで確認できます。
賃貸物件で光回線を使うには
高画質で動画を楽しんだり、ユーチューブなどを頻繁に見る人、インスタグラムなどのSNSで画像や動画を見る時間が長い人、zoomなど、オンラインでテレワークが増えた人などは、やっぱり光回線がいいです。
データの使用量で速度制限をかけられることはありませんので、本当の意味で使い放題にしたいなら、やっぱり光回線。ただし賃貸となると確認しなくてはいけないことや、デメリットもあります。
賃貸で光回線を開通させるための確認事項とデメリット
- 大家さんに確認が必要。
- 穴あけNGなど、そもそも工事ができない可能性もある。
- 工事に1時間ほどの立会いが必要で工事費用もかかる。
- 引っ越す時にも工事が必要
入居する時に、インターネットはJCOMでもNTTのフレッツ光でも、好きなところを入れていいですよ。と説明を受けていましたが、念のため、もう一度建物の管理会社に確認をすると、インターネット回線工事に関しては、壁に穴を開けるのはNGで、そうでなければどこを使ってもOKということでした。
ちなみに・・・入居した時に「フレッツ光の工事は済んでいます」というチラシが入っていました。
もしかしたら、前に住んでいた方がフレッツ光を使っていたのかもしれませんね。どこのネット回線が使えるかは、その建物によって違いますので、どこのものなら使っていいのか、どんな工事ならやっても良いのかを確認しましょう。
フレッツ光と契約。工事から開通まで
工事はあっという間に終了
問い合わせから工事の予約が取れたのは約2週間後でした。工事には立会いが必ず必要です。実際の工事はというと、電話回線のところのフタをパカっと開けて・・電話回線の配管に細いコードを通して行くというもの。
特に問題なくすんなりと通ったらしく、工事はほんの20分ほどで終了しました。途中で引っかかったりすることもあるらしく、そういう場合は1時間以上かかってしまうこともあるようですね。
フレッツ光のキャッシュバックの受け取りは5ヶ月後
無事に光回線は開通。工事後の設定も簡単でした。(先に宅配便で届いていたモデムを出しておいたら、工事の方がサクッと繋げてくれました。)速度も安定感もバッチリ。消費データ量の多い私にはやっぱり光回線が合っていました。
そして、フレッツ光のキャッシュバックがもらえるのは5ヶ月後でした。ただし、とくとくBBとは違い、Webメールではなく普通のメールで案内してくれますので、見逃しは少ないかもしれないですね。
月々の支払いの実際の値段がどのようになっているか、確定したらまた追記します!
まとめ
インターネット回線は、驚くような安さの広告を目にしますが、実際はそんな安い値段にならないことが多いです。安いからと言って飛びつかず、それぞれのメリットやデメリットを理解した上で、自分の生活スタイルに合った物を選ぶのが良いですね。
私は、工事がいらない手軽さからワイマックス2プラスを契約しましたが、3日間で10GBを超えたらかかる、速度制限に見事に引っかかり、光回線を引くことにしました。自宅でのインターネットは光回線を。ワイマックス2プラスは外で快適に使用しています。