初心者のガーデニング。早春の種まきに挑戦

春になるとたくさんのお花が、公園の花壇やお花やさんの店頭に並び、SNSでも綺麗な写真がアップされ、癒されますね。苗を買って植えるのもいいのですが、種から育てるのも、また違った楽しさがあります。

私も初心者ながら種まきに初挑戦。白くて可愛いくお料理やお茶にも使えるローマンカモミール、初夏から晩秋まで長い期間楽しめるジニアの二つの種まきをしてみました。

種まきの準備・揃えたもの

種まきのために揃えたのは、種まき用の土、プラグトレイ、不織布です。

さし芽・種まきの土3L
ホームセンターで。500円。ローマンカモミールと百日草の種を各一袋の種まきで、ちょうど良い量でした。発芽には栄養分は必要ないので培養土より、発芽率の高い種まきの土が適しています。

プラグトレイ
1枚25穴が10枚セットで200円。3枚使いました。これは卵のパックでも代用できます。下の部分にピンで穴を開けるだけ!上下を切り離せば20穴の苗床ができるので、プラグトレイよりもお手軽かもしれませんね。

不織布
不織布はダイソーで購入しました。この不織布は本当に有能です。ふわっとかけてあげると中は暖かくなりますし、薄くて風通しも良いので、蒸れることなく、清潔に防寒ができます。

種まきの土
プラグトレイ
不織布

ローマンカモミールと百日草(ジニア)の種まき

バケツに種まきの土を入れたら、全体的にしっとりするくらい水を入れます。よく混ぜたら、空気も含んだフカフカお布団の完成。トレイに適量を入れたら、種のベッド、苗床ができました。それでは早速種を植えていきます。

苗床の土

ローマンカモミールの種まき

ジャーマンカモミールは一年草で、ローマンカモミールは多年草です。ローマンカモミールの種は、店頭ではなかなか見つけられなかったので、ネットで購入しました。純白の可愛い花でお料理にも使えるハーブです。

ローマンカモミール
  • キク科の多年草
  • 種まき 春(4月〜6月)・秋(9月〜10月)
  • 開花 4月〜6月頃
ローマンカモミールの種
ローマンカモミールの種
ローマンカモミールの種は、まるで砂のように小さく、扱いにくい種でした。風に飛ばされないよう、深めの容器に移してから撒きましょう。綺麗な指で少しづつつまみ、1箇所に固まらないようにパラパラと撒きます。

一つの穴に10粒くらいを目安に撒いてみました。

撒いた種に軽く土をかけたら種まき完了。表面が乾いたら、種が流れないように霧吹きで水をかけます。水を張ったトレイにつけるなど、下から吸わせる環境を作っても良いですね。

ローマンカモミールの芽
4月5日。種まきから2週間。発芽しました。
ローマンカモミールの芽
4月17日。種まきから4週間。一つの穴から5つ以上芽が出ました。

百日(ジニア)草の種まき

こちらの種は、ローマンカモミールを買ったらおまけでついてきた種です。1年草ですが暑さに強く丈夫。初夏から晩秋まで咲き続け、長い期間楽しませてくれるお花です。

百日草(ジニア)
  • キク科の1年草
  • 種まき (4月〜6月)20℃〜25℃
  • 開花 5月〜11月頃
百日草の種
百日草の種
百日草(ジニア)の種は、まるでひまわりの種のように一つ一つが大きので、とても扱いやすい種です。光を嫌うので5mmほど土をかけ遮光します。
ジニアの芽

4月5日。種まきから2週間。発芽しました。

ジニアの芽

4月17日。種まきから4週間。発芽した芽がしっかりしてきました。

発芽適温と実際の発芽の比較

発芽適温

  • ローマンカモミール 15℃〜20℃
  • 百日草 20℃〜25℃
百日草の方が、若干発芽適温が高めです。3月24日に種まきをして、発芽したのは4月5日頃。発芽まで2週間かかりました。雪の降った日は、室内に取り込み、不織布をかけて保護をしました。3月は寒暖差が激しいので、注意が必要ですね。

ジニアの発芽温度はローマンカモミールに比べ、少し高めです。気温の変化を見ても、もう少し暖かくなってからの方がよかったのかなという感じです。種まきをする時、全部を撒かず、半分ずつ時期を少しずらして撒くなどの工夫をしてもよかったですね。

実際の気温

日付 天気 最高気温 最低気温
3月24日 晴れ 12.4℃ 6.1℃
3月25日 晴れ 15.3℃ 4.2℃
3月26日 晴れ 19.5℃ 8.8℃
3月27日 曇り 19.9℃ 10.7℃
3月28日 曇り 23.8℃ 17.5℃
3月29日 4.2℃ 1.5℃
3月30日 曇り 10.2℃ 4.1℃
3月31日 曇り 12.4℃ 8.5℃
4月1日 12.4℃ 9.6℃
4月2日 晴れ 20.3℃ 12℃
4月3日 晴れ 18.2℃ 7.5℃
4月4日 晴れ 21.2℃ 10.6℃
4月5日 曇り 15.2℃ 11.7℃

種にも使用期限がある

掃除をしている時に、クローゼットで発見したコスモスの種。100均で買ったものですが、2週間経っても発芽しなかった。よく見たら有効期限が2016年になっていました。

これは発芽しないわけだ。

まとめ

種から育てるメリットは、たくさんの苗が育てられることですが、何よりも成長過程が楽しくて、愛着も湧きますね。種まきから4週間でたくさん発芽し、気温の上昇と共にすくすくと大きくなっています。

本葉が5〜6枚になった頃、定植していきます。今後も成長過程を追記していきます。綺麗な花を咲かせてくれるのを心待ちにしています。