イングリッシュガーデンの苗セット
イングリッシュガーデンは、自然の風景のようなイメージの美しさで、ほっとするような素朴な感じが人気ですね。無造作に植えられている訳ではなく、左右対称、カーブの美しさ、色の組み合わせなど、初心者には苗選びがなかなか難しいようです。
そこで今回私が購入したのは、初心者でも簡単に挑戦できるという、イングリッシュガーデンセット。ハッピーガーデンというガーデニングショップから購入しました。入っていたのは6苗。この他にアリウムモーリーが2苗、おまけで入っていました。
トリフォニューム バニーズ
ギリアレプタンサ
セリンセマヨールプルプレッセンス
ニコチアナ
フロックスチェリーキャラメル
リムナンテス
アリウムモーリー×2(おまけ)
土作りは、地味だけど最も大切な作業
しばらくお花を植えていなかった花壇は、生育の強い植物だけが生き残った状態。中でもワイヤープランツやアイビーが増えすぎて、土の中は根っこでぎゅうぎゅうでした。買ってきたマーガレットの苗が、植えた途端に元気がなくなるというありさま・・。
こんな花壇でもお花をつけてくれていた、クリスマスローズやイベリス、クレマチスは、なんて強い子なんでしょう・・。
天地返し
ガーデニングの基礎は土作りが大切なんだな、ということを改めて感じ、苗を植える前に、花壇の土作りをはじめました。まずは、上層部と下層部の土を入れ替える、天地返しという作業。
ガチガチに硬くなった土を耕し、古根や石を取り除きながら、30cmほど掘ればOK。掘りおこした下の方の土を山にしておき、上の方の土で掘った穴を埋めていくイメージで、天地返しをしていきます。
天地返しは、春が来る前の寒い時期にやっておくのがおすすめ。地面の下にいた根切り虫の幼虫や卵を掘り起こし、寒気にさらすことで退治することができます。大変な作業ですが、一番大切な基礎なので頑張りましょう!
有機肥料と苦土石灰を入れる
PH調整と消毒、病害虫被害の予防のために苦土石灰を。土の中の良い菌や微生物が元気に活躍できるように、完熟有機肥料を入れます。ここまでできたら2週間ほど寝かせて良い菌が活性化するのを待ちます。
イングリッシュガーデン苗を花壇に植え込み
土作りが終わったら、いよいよ苗を植え込みます。と、言っても植え込みマップも同梱されていたので、その通りに植えるだけです。草丈や耐寒性、色、植物同士の相性などが考えられていました。
奥行きは50cm、苗と苗の間は30cmくらい離して植えつけます。草丈が高くなるものは奥に配置されています。手前には家にもともとあったイベリスとマーガレットを置きました。植え付けをしたのは3月14日です。
植え込む前に苗を水のはったバケツにつけて、下からしっかりと水を吸わせてから植え込むと良いそうです。その際に液体肥料を薄めた水を使用すると、新苗の根が元気になるそうですよ!
植え付けから三週間後
植え付けから3週間後、草丈も伸び、脇芽も出てきました。3月の終わりに季節外れの雪が降ったり、冷え込む日もありましたが、元気にすくすくと育っています。成長期なので化成肥料の置き肥をします。
3月は寒暖差が激しいので、春と言っても寒さ対策は必要です。天気予報をチェックして、冷え込みそうな日は不織布をかけてあげました。100均などでも売っているので探してみてくださいね。
植え付けから1ヶ月後
植付けから1ヶ月後、続々と開花をはじめました。花は来年の春だと思っていたのでこれは嬉しい〜。ハーブガーデンにふさわしい、野の花のような可愛らしいお花たちです。
リムナンテス
バニーズ
ニコチアナ
セリンセマヨールプルプレッセンス
春植えより秋植えが良い
今回購入したのは、春植えのセット。(花なしの新苗)開花は来年の春〜初夏になります。イングリッシュガーデンの苗の植え付けは、春植えよりも秋植えの方が、同じ植物でもボリュームが出るそうです。
秋に植えて冬が来る前にある程度成長させておくと、冬の間に土の中で大きな株となり、春には驚くほど大きくなるとのこと。今回は春植えにしましたが、次は秋植えに挑戦したいと思います。
まとめ
イングリッシュガーデンは無造作に植えられているような、田舎道を歩いているような、そんな素朴で自然な感じが魅力ですね。ですが、ただ適当に植えれば良いというものでもなく、組み合わせや配置は初心者にはなかなか難しいようです。
最初はこのようなセットを購入して、少しずつ自分流にアレンジして行くのも楽しみですね。綺麗な花を元気に育てるのはやはり土が大切ということも改めて感じます。愛情たっぷりのお庭作りをしたいと思います。