paidy(ペイディー)を使ってアマゾンで買い物してみた

キャッシュレス化が進む中、色々なオンライン決済を選べるようになってきました。たくさんあってどれを選べばいいか迷ってしまいますが、今回ご紹介するpaidy(ペイディー)は、他の決済システムとは少し異なります。ネットショッピングなどで、商品が届いてから、料金を支払う「後払い決済」が最大の魅力です。

クレジットカードの登録や本人確認書類が不要なので情報漏洩の心配がなく、かつ、手軽に利用できます。アマゾンでキャンペーンをやっていたので、登録・お買い物をしてみました。

クレジットカードは必要なし

最近、「後払い決済」の利用が増えているそうです。「後払い決済」は、海外で成長している「BNPL(Buy Now Pay Later、今買って、後で支払いする)」と呼ばれる決済方法です。

ネットショッピングで最も使用される決済手段は「クレジットカード決済」ですが、セキュリティの漏洩などにより、個人情報が洩れて、不正利用されるリスクがあり、クレジットカードを使うのをためらう消費者がいるのも事実です。

これに対し、「後払い」はクレジットカードのような不正利用リスクがないだけでなく、商品の現物を確認してから支払を行えるなど、安心してネットショッピングが楽しめる決済手段として、幅広い年齢層に支持されています。

ペイディーの特徴登録に必要なのは、メールアドレスと電話番号だけ。1ヶ月分の利用料金を、まとめて翌月後払いができるサービスです。クレジットカードで決済をしないので、カードを持っていない人や、クレジットカード情報の漏洩の心配がないのが良いですね。

支払い方法は以下の3つ。
デフォルトでは、コンビニか銀行振込になっています。銀行口座を登録することにより、口座振替を選択できるようになります。

  • コンビニ払い
  • 銀行振込
  • 口座振替

コンビニ払い

毎月10日までに、コンビニに設置されている端末に番号を入力して、発券された紙をレジに出して支払います。支払い手数料として356円(税込)が、かかります。

銀行振込

毎月10日までに、paidyからの請求書にそって、指定の口座に振込む方法です。振込手数料は銀行によって異なります。

口座振替

引き落とし口座を登録すると、選べるようになります。月末までに登録すると翌月の請求分から引き落としが開始となり、(みずほ銀行は20日までの登録で翌月から開始)毎月12日に登録の口座から引き落とされます。手数料は無料です。

注意
口座振替にしないと手数料が取られてしまいます。お支払い方法は最初、「コンビニ払い・銀行振込」がデフォルトになっています。手数料無料で利用したい場合は、お買い物をする前に口座設定をしておきましょう。

支払い方法の設定

「お客様情報」から「お支払い情報」に入ると、支払い方法の変更ができます。

こちらから申し込みをして・・ペイディー支払い方法変更
設定が終わるとこのように表示されます。
ペイディー支払い方法

ペイディーが使えるお店は?

オンラインショッピングの大手アマゾンをはじめ、ショップリスト、ラクマ、エアトリなど、加盟店は増えているようなので、お気に入りのお店があるかチェックするといいですね!

今のところ、オンラインショッピングでの利用のみですが、今後は実店舗でのオフライン決済でも使えるようになるかもしれません。そうなったらさらに便利になり、お得なキャンペーンなどの開催も期待できそうです。

ペイディーの登録

登録に必要なのは、メールアドレスと電話番号だけです。本人確認書類も必要なし。携帯電話に送られてくる認証コードで本人確認をしています。

STEP.1
アプリをダウンロード
アップルストアやグーグルプレイで「paidy」や「ペイディー」と検索して、アプリをダウンロードします。
STEP.2
アプリを立ち上げ「ログイン手続きへ」をタップ
ペイディー設定
STEP.3
メールアドレスと電話番号を入力
利用の注意事項を確認してから、メールアドレスと携帯電話の番号を入力して「ログイン手続きへ」をタップ。
ペイディー設定
STEP.4
携帯電話に送られてきた4ケタの認証コードを入力
ペイディー設定
STEP.5
完了
これでお買い物ができる状態になりました。簡単!

アマゾンでお買い物してみた

アマゾンで500円キャッシュバックキャンペーンをやっていたので、早速お買い物してみました。支払い方法の追加をしてから決済します。

STEP.1
支払い情報詳細画面へ
商品を買い物カゴに入れ、レジに進みます。支払い情報に中にある「支払い方法」をタップ
ペイディー支払い追加
STEP.2
新しいお支払い方法を追加
ペイディー支払い追加
STEP.3
Paydy翌月払いアカウントを追加
ペイディーお支払い追加
STEP.4
アカウント情報を入力して次に進む
ペイディーお支払い方法追加
STEP.5
完了
携帯電話に送られてきた4ケタの認証コードを入力したら登録完了。お支払い方法が「paidy翌月払い」になっていることを確認して、注文を確定します。
ペイディーでお買い物
このあと、数分でpaidyアプリの利用状況に「未確定金額」として反映されました。注文手続きが完了すると、paidyアカウントの請求金額に反映されます。さらに時間がたつと、翌月請求予定に反映されました。

数日後、キャンペーンのキャッシュバックも反映されていました。
ペイディーのキャンペーン

分割払いはできる?限度額は?

1回のお買い物で、15,000円以上使ったものに関して分割払いが可能になります。複数のお買い物をまとめて分割払いにすることはできません。回数は3回から36回まで選ぶことができますが、手数料がかかりますのでご利用は計画的に。

限度額については、はっきりと書いてありませんでした。個人の利用状況によって変動するようです。電話番号とメールアドレスだけで買い物ができるということなので、この辺りは厳しいのかもしれませんね。

ペイディーがおすすめな人

ペイディーがおすすめなのは次のような人です。

  • クレジットカードを持っていない
  • クレジット情報を入力したくない
  • 代引き決済をよく使う
  • 簡単に登録してさっと使いたい
登録やお買い物にクレジットカードが必要ないので、クレジットカードを持っていない人や、クレジットカードの情報漏洩が心配な人にはぴったりの決済方法です。登録も簡単にできるので、サクッと使いたい人にもおすすめ。

最近では、アマゾンでの配達で、受け取りに印鑑が不要になりました。ですが、代引きを選ぶと宅配業者は持ち帰らなくてはいけなくなるため、在宅の必要が出てきます。

そんな時にペイディーを使うと、置き場所指定で宅配ボックスや玄関先などを選ぶことにより、「家にいなくちゃ!」ということにならないのが利点ですね。荷物を受け取る側にも、配送業者にも良い点があるようです。

まとめ

「ネットショッピングで購入した商品が届かない」「品質の悪い商品や不良品が届いたけど、クーリングオフの説明がない」など、ネットショッピングで買い物をすると、消費者は商品を手にするまで不安がつきまといます。

「後払い決済」の最大のメリットは、商品を確認してから支払いができることです。後払いは、商品が届いてから支払いをするので、こうした不安を感じる必要がありません。

また、クレジットカードを持てない人たちにも、ネットショッピングの便利さを享受することができます。海外で広がってきた「後払い」ですが、今後、日本でも「ペイデイ」などを活用するシーンが増えてくる可能性がありそうです。