皮膚の炎症や鼻炎などに悩んでいる人は多いと聞きます。病院に通っても、「アトピー性皮膚炎」や「アレルギー性鼻炎」と診断されて、薬を処方されますが、なかなか改善しないケースも珍しくありません。そんな時、「アレルギーの血液検査」と出会い、治療の方向性が見えてきたのです。
皮膚科を転々とする日々
小さい頃から皮膚の痒みで皮膚科に通っていた娘。皮膚科では「アトピー性皮膚炎だね」と言われ、飲み薬と塗り薬を処方されて治療をしていましたが、なかなか改善されず皮膚科を転々とする日々が続いていました。
病院を変える度に、こんな感じで生活環境の改善方法を教えてもらいました。
- お風呂で温まりすぎない
- 敏感肌用の石鹸に変える
- ゴシゴシこすらない
- バランスのいい食事
- ストレスをためない
このまま、ある程度我慢を続けながら、皮膚や鼻の違和感とうまく付き合って行くしかないのかと、諦めかけていた時に、思いがけない所に突破口がありました。
点鼻薬依存で耳鼻科を受診
アレルギーから鼻づまりで眠れないこともありました。そんな時、市販の点鼻薬を使い始めたのですが、それからというもの点鼻薬がないと生活できない点鼻薬依存になっていました。調べてみると同じように苦しんでいる人がたくさんいて、点鼻薬性鼻炎の症状ではないかと予想ができました。
これは受診した耳鼻科で、血管収縮剤の入った点鼻薬の使用を中止して、耳鼻科で出された点鼻薬に変えることですぐに治りました。その後、主治医から「根本的なアレルギーの原因を調べてみたらどうでしょう」と提案してもらいました。これが、娘のアレルギー治療の大きな突破口へとつながったのです。
アレルギーの血液検査
今まで「アトピー」や「アレルギー性鼻炎」など診断されていたけれど、アレルギー検査を勧められたことはありませんでした。原因を知ることで、症状が改善されるかもしれないと受けてみました。
Viewアレルギー39で判定できる項目
やったのはViewアレルギー39という血液検査。これは少量の採血で39項目のアレルゲンに対する判定ができる検査です。
Viewアレルギー39の費用や期間は?
この検査は、アレルギーの症状があり、その原因が特定できない場合、保険適用となる検査です。この時は保険が適応され、かかったのは5,000円ほど。1週間くらいで結果が出ました。
血液検査でわかったこと
結果は一目瞭然。ホコリとダニ。この二つの項目に非常に強く反応がありました。他にはスギやヒノキ。悲しいことに犬までも!判定域でクラス2以上が出たら陽性なので、結構な数がありますね。
アレルギー対策の実践
検査結果を見ると、しなければならないことが見えてきました。
布団の定期的な丸洗い
家の中でダニが多く発生する場所は布団だと言われています。そのためアレルギー対策で一番にしなければならないのは、布団のダニ対策だと考えました。ダニは布団を干すだけでは、全く死なないので、半年に1回はコインランドリーで丸洗いをするようにしています。
布団の丸洗いについて、詳しくはこちら
布団のダニ退治には、コインランドリーで丸洗いがおすすめ
洋服の収納にも注意
しばらく着ていなかった服を久しぶりに着た時に、くしゃみをしたり、痒くなったりしていました。これは布団と同様に、ダニやホコリがついているせいだと考えられますので、以下のようなことを心がけました。
- 長い間着ていなかった服は、洗濯してから着る。
- タンスの中はこまめに掃除する。
- ぎゅうぎゅうにせず、余裕を持って収納する。
犬のベッドを移動
愛犬は大切な家族ですので、これはかなりのショックです。まさか犬にアレルギーがあったなんて・・・。犬のベッドを少し離れたところに移動し、花粉の時期など、肌が敏感になっている時は、接触を避けるなどの対策をしました。
エアコンクリーニング
エアコンのフィルターはこまめに掃除をしました。それでもエアコンをつけると症状が出る時は、エアコン内部の見えないところに、カビやホコリが潜んでいる可能性あり。エアコンのクリーニングも検討しています。
エアコン内部まで徹底的に掃除をする業者もあり、だいたい1万円前後でやってくれます。製造から10年以上経過したエアコンは、保証してくれなかったり、そもそも請け負ってくれない場合もあるので注意が必要ですね。
まとめ
アレルギー対策には、確かに敏感肌をいたわる石鹸や、保湿なども大切なのですが、なにが原因で症状が出るのかを知ることで、原因を排除して症状を改善することができました。アレルギーの検査には色々なものがありますので、医師と相談して進めると良いと思います。
今回は耳鼻科で血液検査を受けることができたために、突破口が見つかりました。もしもずっと症状が改善されず悩んでいるのであれば、諦めずにセカンドオピニオンを探すことも必要ですね。