壊れた雨どいを、火災保険で修理したはなし

雨どいから水漏れをしていることに気が付いたのは、ある集中豪雨の日でした。外からボタボタと水が落ちる音がしたのですが、それが一つの場所から集中的に聞こえたので、よく見てみると雨どいから水が溢れ出して、そこから滝のように流れ落ちている状態でした。

雨どいからの水漏れ、放置するとどうなる?

雨どいの役割と必要性

大雨が降った時に音がうるさいのは気になるけれど、これは修理しなくてはいけないのか?そもそも雨どいの役目ってなんなんだろう?

雨どいは、雨水を集めて排水口に排水するシステムのことです。雨どいがないと壁を伝って雨水が流れ落ちるため、壁の腐食や雨漏りの原因になるそうです。自分の家だけならまだしも、お隣に迷惑をかけたら大変ですね。

雨どいの水漏れの原因を探る

雨どいの水漏れは、当たり前ですが雨が降っている時しか見つけられません。雨どいの水漏れの原因には大雪の重みで変形してしまった「雪害」の他に、落ち葉などが溜まってしまっている場合などがあります。グニャリと変形している場合は「雪害」の可能性が高くなります。

何れにしても気がついたら早めに対処しておく必要がありそうですね

雨どいの修理業者を探す

雨どいから水漏れしているのを放っておいてはいけない、ということがわかったので、どうやって修理をするかを考えました。大きな水漏れがあるのは一箇所で、ホームセンターなどに行くと部品も安い価格で売っていそう。

ですが高い位置にあるということ、失敗すると返って大変なことになりそうという不安があること。この2点からやはりプロにお願いすることに決め、業者を探し始めました。調べると専門業者は多かったのですが、以下の点を考慮して見積りの依頼をしてみました。

  • 良い口コミが多かった
  • 顔が見えて安心感があった
  • 出張見積りが無料
  • 「1箇所につき10,000円」とあり、部分的な補修も受けてくれる様子だった
注意
あとで保険屋さんに聞きましたが、保険金で直せるからといって、保険金がおりる前にどんどん作業を進めてしまう業者や、保険金の詐欺なども発生しているようです。業者選びは慎重にしないといけませんね。

現場視察の結果、雪害だということが判明

早速業者さんに来てもらい、雨どいの様子を確認してもらいました。はしごから屋根に登り、写真を撮ってもらうとこんな感じ。水漏れしていたのは1箇所ですが、上から見ると歪んでいる箇所は3箇所。どれも雪害による歪みでしょう。とのことでした。

大雪が降った時に、雪の重みで曲がってしまったことをその時に気づかず、年月がすぎてから「あれ?」と思うことは多いそうです。

私もまさか「雪害」だなんて思いもしませんでした。
雨どいの雪害
雨どいの雪害
雨どいの雪害

雪害による雨どいの修理は火災保険で直せる

見に来てくれた業者さんが見た感じでは、火災保険から保険金がおりる可能性が高いということでした。保険金の請求をやってみて保険がおりたらしっかり直し、もしもおりなかった場合は下から押し上げて水が漏れないようにだけしましょう。その場合は1箇所5,000円でやりますとのことでした。

保険金請求にも時効があり、3年が過ぎると請求できないのです。

インターネットで直近の大雪の日を調べると、2年以上前のことでした。保険金の請求期限としてはギリギリセーフでした。

保険金が入金されるまで

STEP.1
見積もりの作成
修理を依頼する業者に出してもらいます。図面、修理箇所の写真(屋根に登って撮影)、金額(材料費、手間賃などの明細)をまとめてもらい、保険会社に提出します。
STEP.2
現地調査
保険金支払い申請を出すと、被害状況の確認のために現地調査が入ります。現地調査の際に「行くよ」という連絡はなく、いつの間にか終わっていました。
STEP.3
質権設定
現地調査から被害状況が確認でき、保険金が支払われることが確定しました。ですが住宅ローンに質権設定がされており、保険会社とローン会社との確認作業が入りました。
STEP.4
入金
質権設定の問題をクリアし、実際に保険金が入金されたのは、保険金の請求をして2ヶ月後。質権設定がなければ、もう少し早く入金されていたと思います。

見積もり金額の内訳

材料費 90,000円
手間賃 67,000円
足場設置工事 190,000円
合計(税抜) 347,000円

*雨どい全面交換、飾りマス(バルコニー排水用)流用、2F軒樋支持金具全面交換、たて樋支持金具全面流用。

ご覧のように、修理代のうちの半分以上が足場代だということがわかります。我が家の場合は、屋根に太陽光発電のパネルがあったために、足場を組まずに作業するのは無理ということでした。屋根の形状などによっては、足場を組まずに修理できるかもしれませんね。

質権(しちけん)設定って?

火災保険で保険の請求をしたのは初めてで、「質権」という言葉を聞いたのも初めてでした。質権とはローンの債務の担保として保険金を請求する権利のことです。

例えば火事で家が全焼したとします。そうした場合に火災保険から保険金がもらえるのですが、「ローンが完済してないんだから、こっちに支払ってね。」と、金融機関などが保険会社に請求できるんですね。

今回は雪害による雨どいの修理だということと、ローンの支払いも滞っていなかったので、問題なく入金されました。最近では質権設定を求められることは少なくなっているそうですが、質権設定がされていると入金が遅れ、着工も遅れてしまうことを知っておくと良いかもしれません。

まとめ

雨どいは、常に太陽や風雨にさらされながら、大切なわが家を守るために重要な役割を果たしてくれる「守護神」です。最近は、ゲリラ豪雨や猛暑など、雨どいを巡る環境は厳しさを増しています。ただでさえ劣化しやすい雨どいにとって、家を守る役割を果たすにはますます過酷な状況です。

日ごろのメンテナンスはもちろん、雨どいにトラブルがあったときには、業者選びや火災保険の申請などの手続きをスムーズに行い、できるだけ速やかに修理したいものです。