腐食したウッドデッキ。女性でも補修できた!床板交換編

我が家の庭にあるウッドデッキは施工から12年。天然の木で作られているため、定期的に防腐剤の入った塗料を塗るメンテナンスが必須でした。ところが使う頻度が少なくなるに連れて、メンテナンスをする気力がなくなっていました。長年メンテナンスを怠っていた結果、一部が腐り初めていることに気づいたのです。

腐ったウッドッデッキはこんな感じ

このように一番外側の床板がボロボロになっていました。屋根の部分を支える柱と、手すりが固定された板です。上から少し押すだけで、簡単に崩れてしまいそうなくらい腐っています。

周囲をぐるっと囲むようにつけられた幕板は、今のところギリギリですが無事。この幕板を一旦外してから腐った床板を撤去し、新しい床板を設置するという計画です。

腐ったウッドデッキ
腐食したウッドデッキ

ウッドデッキの作りを理解できれば、意外とできそう♪

ウッドデッキの材料をカインズホームで入手

私の購入したのはサーモウッドという木材。熱処理をした木材のことで、加工もしやすく耐久性も良いので、ウッドデッキに適しているそうです。

長さが3メートル以上あるので、2時間無料のトラックを借りました。購入した商品を持ち帰る人向けのサービスです。配送もしてくれますが有料です。購入した木材をカットしてくれるサービスもありました。

サーモウッド
カインズのトラック貸し出し
注意
ホームセンターでよくみるSPF材やホワイトウッドは、とても安価で、3メートルくらいの長さのものでも1本1000円前後で売られています。ですが、残念ながら、屋外で使用した場合の耐久性は低く、ウッドデッキには不向きだそうです。

ウッドデッキの張り替えスタート

STEP.1
木材をカット
木材
長さを合わせて電動ノコギリでカットしたあと、少し裂け目ができてしまったので、木材用のパテで穴埋め補強。

切り口にヤスリをかけました。

STEP.2
幕板、ボルトを外す
幕板を外す
ボルトを外す
幕板は電動ドライバーを使ってすぐに外せました。それから手すりと柱を止めているボルトを外しました。ボルトは六角なのでスパナで外します。硬く閉められているので、結構大変な力作業でした。
STEP.3
新しい板に入れ替え・ボルト締め
床板の張り替え
床板のはr変え
腐った床板を取り外し、新しい板をはめ込む。はめ込んだら元のように六角で固定をします。電動ドライバーとビスを使って穴をあけてから、スパナを使ってボルトをしめる。

電動ドリルがあったら穴あけが早かったかも
STEP.5
幕板を戻し完成
これで腐った床板の入れ替え終了

役に立った道具と材料

工具

電動ノコギリ
床板を一箇所切断する時と、取り外した床板をゴミに出しやすいように、小さく切る作業に使いました。カインズホームでは事前に購入した商品をカットしておいてくれるサービスもあったので、そういうものを利用してもいいですね。

電動ドライバー
硬くしまった古いねじも楽々外せて本当に重宝しました。これは必需品かも。ホームセンターなどでレンタルしてくれる場合もあります。

スパナ
柱と手すりの部分の六角ビス締めに使いました。

電動ドリルの先端パーツ(ドリルビットや六角ビット)を購入すれば、もっと楽だったと反省

木工ボンド
木材のちょっとした痛みの部分に使いました。パテのように使えて、穴のあいた部分に塗り込めば補強ができるので便利です。

目隠しのシェードを補修、新調

ここまで頑張ったら、あとはどんどん素敵になって行くので楽しくて仕方ない〜♪ウッドデッキ用の保護塗料を全体的に塗ったら、まるで見違えるように蘇りました。

目隠しのために使っていたシェードの裾がボロボロになっていたので、折り返してミシンがけ。風が吹くとバタバタなってい他ので、ハトメを取り付けました。手すりに固定するのにはゴムを使用しました。強い風の力を吸収してくれるので紐よりもゴムがおすすめです。

シェード
シェード

おしゃれな「イチオリシェード」

正面のシェードはボロボロだったので、イチオリシェードさんで新調することにしました。他にはないおしゃれなシェードを販売しているお店です。3ボーダーのマーブルグレーを購入しました。とっても素敵♪予想以上に透け感があり、目隠しとしての役割は低いですが、風を気持ちよく通すのでこれはこれで良いかなと思います。気に入りました。

イチオリのシェード

ウッドデッキの補修にかかった費用

サーモウッド4,280円
油性木部保護塗料2,980円
ボンド ウッドエポキシ593円
目隠し日よけシェード12,960円
合計20,813円

紙やすりやハケなど、家にあったものは除きます。シェードを我慢すればもっと安くできましたね(笑)

ウッドデッキの材木のこと

今回の修理で大変なことのの一つは木材選びでした。施工してもらった時は業者任せで何もわからず、何を使って作られているかもわからず・・。調べているうちに色々わかったことがあります。

人工樹脂の板も考えたのですが、天然の木でも耐久性の良いものがあるんですね。「ハードウッド」と呼ばれるもので、文字通り硬くて丈夫。20年メンテナンスしなくても問題なく使用できるとか。

硬いので加工はしにくいそうですが、その中でも加工のしやすい木材もあるようです。「イタウバ」や「ウリン」などが良いみたいですよ。無料サンプルをくれる業者もあるようです。

蘇ったウッドデッキでの時間が楽しみ

修理したウッドデッキ

ウッドデッキを建てた理由は、休日に外で朝ごはんを食べたり、お茶を飲んだり、そんな生活に憧れていたからです。実際に、爽やかな風を受けてゆったりと過ごす時間を楽しませてくれました。もう一度あの時間を楽しみたい。

可能な限り修理をして、なんとか壊さずに済む方法で模索をすることを決意。調べていると自分で修理をされている方が多数いることを知り、驚きました。

いっそのこと壊してしまう?腐って傾いたウッドデッキを見たとき、そんな気持ちもよぎりましたが、構造的には単純で、しっかりと計画を立てて修理をすれば、DIY未経験の私でも修理ができました。また楽しむ時間が増えそうで、とっても嬉しいです♪

おまけ

カットした木材が余ったので、こちらの手すりをついでに修理。
取り外してみると裏はまだいけそうだったので、ひっくり返して付け直してみました。

手すりの修理

腐ってますね(汗)

手すりの修理

ひっくり返してつけるために、このようにカット。ちょっと曲がったのはご愛嬌で

手すりの修理

少し汚れてるけど、裏面は意外と大丈夫なんですね。もう少し頑張って。

電動ノコギリと電動ドライバーがあれば、なんでもできる気がしてきました♪楽しい〜〜