プリンター収納アイディア。おしゃれに簡単DIY

重くて移動が大変なプリンター。キャスターのついた板に乗せることで、出し入れ自在になり使いやすくなりました。今回はホームセンターで安く簡単に手に入る野地板を使いました。制作費は1000円ほど(塗料の値段は含みません)。

スライド式でデスク下を有効利用

以前は、このデスク下の床にプリンターを直置きして使っていました。(黄色い椅子の隣の空間)

デスクの上に置くと、作業スペースが狭くなってしまうので、デスク下のデッドスペースを利用していました。ですが、やっぱり床はホコリがたまりやすく、故障の原因にもなるのでこまめに掃除したい・・・。

お掃除や紙詰まりなどを直すときにに、持ち上げて移動するのが大変だったので、キャスターのついた板に載せたら便利かなぁと思ったのがきっかけ。キャスターで移動できれば、さらにプリンターの上のデッドスペースも使うことができます。

プリンター上の棚は塩ビパイプでラックを作って使っています。

塩ビパイプラック作成の詳細はこちら

 
塩ビパイプとアイアンペイントでおしゃれな棚をDIY

激安の野地板をホームセンターで購入

今まではホームセンターで簡単に購入できる、SPF材やホワイトウッドなどを使っていました。同じようにホームセンターでよく見る野地板もなかなか良さそうです。野地板は本来屋根の下地に使われる木材ですが、これがなかなか優秀で、DIYで使う方も増えているようです。

よく行くホームセンターに売っていた野地板はこんな感じです。バラ売りしていたらもっとよかったのですけれど、だいたい何本かのセット売りになっていました。

木の種類厚さ
(mm)
幅×長さ
(mm)
数量値段
12120×18208本1080円
12180×18205本1080円
12105×18209本1180円
野地板
野地板

1本100円ちょっとという安さが魅力的なのですが、私がいいなと思ったのはそれだけではなくて、12mmという薄さのため軽いこと。それなのに強度もあります。さらに横幅が数種類あり、プリンターのサイズにぴったりのものが作れそうだったからです。

プリンターのサイズは、横幅が403mm、奥行きが389mmなので、横幅105mmの野地板を購入することにしました。

注意
野地板はSPF材やホワイトウッドのように綺麗に処理をされていません。やすりがけは必須。さらに乾燥させていないことがあるので、状態をみて必要ならば風通しの良いところで十分乾燥させてから使いましょう。

キャスター付きボードの作り方

プリンターの収納ボード

作りはとっても簡単。105mm幅の板を400mmの長さで4本用意してつなぎ合わせ、キャスターをつけるというだけです。野地板は表面がガサガサしているので、ヤスリをかけて滑らかに仕上げます。

電動サンダーで全体的に滑らかにしてから、細かいところを手作業でヤスリがけをしました。私の買ったものは湿った感じはなくサラサラ。乾燥させなくても大丈夫な感じだったので、下処理はこれで完了。

サンダー
ヤスリがけ

続いて塗装です。お気に入りのオールドウッドワックスで、安い野地板がおしゃれな感じに。ボンスター(スチールウールの柔らかい金たわし)で塗るとムラなくいい感じに仕上げることができます。

オールドウッドワックス

注意
塗り終わってワックスが着いたタオルやハケはそのまま放置すると発火の危険があるそうです。ビニール袋に水を入れ、ひたひたに浸かるようにして保管し、ゴミに出しましょう。

最後に板を裏面でつなぎ合わせて、キャスターを取り付けます。キャスターは1個120円くらいのハンマーキャスター。許容荷重は1個で28kgです。4個使用して1個荷重×4の80%が目安なので、89kgほどに耐えられる計算。プリンターは8kgほどなので強度は大丈夫ですね!

キャスター
板の繋ぎ方

板の裏面に2枚の板をビス止めしてつなぎ合わせました。ソリ防止という目的もあります。板の厚みが12mmと薄いので、ビスが貫通してしまわないように、適切な長さのビスを選びましょう。

まとめ

今回は事務所で頻繁に使うプリンターを、簡単に移動できるようにしたくて考えて作りました。家庭ではミシンや工具箱、米びつや洗濯用品など、板をつなぎ合わせてキャスターをつけるだけの収納アイディアとして、色々なものに応用できそうですね。